若き実力派古楽グループによる初CDは、ロココ期ベルギーの知られざる作曲家!
2013年にブリュッセル王立音楽院で結成された「バロッコ・トゥ」。現代の古楽最先端で演奏技術と解釈を吸収し、若い感性で精力的な活動を展開していた彼らは、2017年のヨーク国際古楽コンクールで見事優勝を果たしました。
そのアルバム第一弾に選ばれた作品は、1705年アントウェルペン(アントワープ)に生まれたベルギーの知られざる作曲家、アンリ=ジャック・ド・クルスによるトリオ・ソナタ。ロココ様式で書かれたこれらの作品は、いずれもたいへん親しみやすく美しいもので、彼らの瑞々しい演奏がその魅力を一層引き立てています。忘れられてしまったソナタという意味合いが込められていると思われる『La Sonate Egaree(迷えるソナタ)』というタイトルが付けられたこのアルバムで、彼らは「知られていないということは、その価値がないということ」という偏見を見事に打ち崩しています。(輸入元情報)
【収録情報】
ド・クルス:6つのトリオ・ソナタ Op.5
● ソナタ I
● ソナタ II
● ソナタ III
● ソナタ IV
● ソナタ V
● ソナタ VI
バロッコ・トゥ
カルロータ・ガルシア(トラヴェルソ)
イザナ・ソリア(ヴァイオリン)
エドゥアルド・カタラン(チェロ)
ガナエル・シュネイデル(チェンバロ)
録音時期:2018年7月16-19日
録音場所:イギリス、ヨーク、国際古楽センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)