ドホナーニ、エルンスト・フォン(1877-1960)

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CD 輸入盤

童謡の主題による変奏曲、交響的小品、組曲 ネボルシン、ファレッタ&バッファロー・フィル

ドホナーニ、エルンスト・フォン(1877-1960)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8572303
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲、他
ネボルシン、ファレッタ&バッファロー・フィル


エルンスト・フォン・ドホナーニ[1877-1960]は、ハンガリー屈指の作曲家、指揮者、ピアニスト、そして教師でした。息子たちは、それぞれ指揮者、法学者として活躍していることでも知られています。彼の作品は、すでにNAXOSでも協奏曲集(8570833)、チェロ作品集(8554468)の2種類がリリースされていますが、今作は組曲形式の3つの作品お聴きいただけます。
 なかでも聴きものは『童謡の主題による変奏曲』でしょう。まるでマーラーを思わせる大掛かりな序奏に導かれて始まるのは、あのおなじみの『きらきら星』のメロディです。もちろん変奏曲の部分の面白いこと。どこへ飛ばされるのか一瞬たりとも気が抜けません。まるでハリウッド映画を見ているかのような爽快感を味わえます。(ナクソス)

【収録情報】
ドホナーニ:
・交響的小品 Op.36(1933)(カプリッチョ/ラプソディ/スケルツォ/主題と変奏/ロンド)
・童謡の主題による変奏曲 Op.25(1914)
・組曲嬰ヘ短調 Op.19(1908-09)
 エルダー・ネボルシン(ピアノ)
 バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
 ジョアン・ファレッタ(指揮)

 録音時期:2008年、2009年
 録音場所:バッファロー、クレインハンス・ミュージック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

内容詳細

意外性のあるアルバムだ。ひとつはドホナーニの音楽のイメージ。心憎いまでの自在な楽想表現とオーケストレーションの上手さ。もうひとつは未知のバッファロー・フィルのクオリティの高さ。表題の「変奏曲」は後期ロマン派の濃厚なテイストで迫る“大人の童話的作品”で魅力的。(弘)(CDジャーナル データベースより)

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ハンガリーの作曲家、エルンスト・フォン・...

投稿日:2021/07/06 (火)

ハンガリーの作曲家、エルンスト・フォン・ドホナーニによる、ロマン派のウィットに富んだ作品たちを楽しめるアルバム。収録曲中「童謡の主題による変奏曲」の「童謡」とは、日本では「きらきら星」の名で知られるもので、原曲は18世紀フランスのシャンソン。モーツァルトが同じ旋律に基づいて独奏ピアノのための変奏曲を書いている。ドホナーニの作風は、ロマン派ならではの情緒に満ちたもので、旋律的にも保守的。しかし、そこに一流の着こなしというか、ユーモアの介在があってとても楽しめるもの。音響的にはブラームスやR.シュトラウスへの親近性が高い。「童謡の主題による変奏曲」は、ドホナーニのユーモア精神が如何なく発揮された名品で、この簡素でかわいらしい主題と、壮大でシンフォニックなオーケストラの響きを、気の効いた節回しで繋いで見事な逸品に仕立てたもの。大家が本気の遊び心で書いた作品だろう。冒頭に収録されている「交響的小品」は、彼の代表作の一つと言って良く、5つの性格的な楽章がおりなす色彩感が魅力だ。とくに偶数楽章の郷愁的な雰囲気は、多くの聴き手の心に響くものに違いない。末尾の「組曲 嬰ヘ短調」は、こまかく10のパーツに分かれるが、前半は変奏曲のような構造をもっている。その結果、当番に収録された3曲すべてに、「変奏曲」的要素があることになる。ファレッタは、これらの楽曲を、単に愉悦に満ちた演奏を心掛けるだけでなく、全体的な重厚さを十分踏まえながら、一つ一つ丁寧にアプローチしており、結果として、ドホナーニの作品の魅力がとてもよく引き出されている。オーケストラの反応も手堅く、立派なもの。また「童謡の主題による変奏曲」におけるネボルシンのピアノの美しさと細やかさも圧巻と言って良く、全3曲とも、同曲を代表する録音と言って差し支えない。とにかく親しみやすい1枚で、ドホナーニというあまり知られない作曲家の魅力を、良く伝える内容。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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