ドビュッシー(1862-1918)

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SACD 輸入盤

【中古:盤質AB】 ドビュッシー:海、ラヴェル:ラ・ヴァルス、デュティユー:夢の樹 ヤンソンス&コンセルトヘボウ管、シトコヴェツキー(vn)

ドビュッシー(1862-1918)

中古情報

新品ジャケット
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:
AB
特記事項
:
SACD(ハイブリッド)
:
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基本情報

ジャンル
カタログNo
RCO08001
レーベル
Rco
Europe
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

まばゆいばかりの色彩感、ゾクゾクするようなスリルと興奮のドビュッシー『海』
シトコヴェツキー独奏によるデュティユー『夢の樹』
来日公演予定曲『ラ・ヴァルス』
ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトへボウ最新アルバム
優秀録音


2008年秋に予定される3度目の来日公演がおおいに注目を集めるヤンソンス&手兵ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団(RCO)。快進撃を続ける当コンビによるRCO Live最新アルバムは、すべてヤンソンスにとって初のレパートリーとなるフランス近現代音楽集。
 刻一刻と表情を変えゆく波のさざめきのイメージをつかまえ見事に音化してみせたドビュッシーの『海』。第1楽章の夜明けからやがて正午を迎えるまで、やわらかく繊細な弦から紡ぎだされるグラデーションの妙。さらにダイナミックにうごめく音響が圧巻の第3楽章“風と海の対話”。それにしても驚かされるのは鮮やかに色彩を描き分けるパレットのなんとも豊かなこと。これにはドビュッシー、ラヴェルとも50年代にはベイヌム、70年代のハイティンクと録音のみならず、RCOがこれまでに幾度となく実演で取り上げてきたゆかりの演目ということもあるのでしょう。
 公演曲目にも組まれている『ラ・ヴァルス』もまた、酔っ払ったようなリズムのうねりと溜めがなんともおどろどろしくなまなましいかぎり。ヤンソンスによる聴かせどころを心得たドラマづくりのうまさもますます堂に入って、いつものように興奮度満点の出来栄えです。
 そして目を引くユニークなカップリングはフランス現代の大御所デュティユーの傑作『夢の樹』。フランス国立放送の委嘱作で、被献呈者アイザック・スターンによって初演されたこのヴァイオリン協奏曲は全体が大きく4つの部分からなり、それらを間奏がつないで切れ目なく演奏されます。ドライで幻想的な無調作品からなんともいえない色気を漂わせるのは、黄金のひびきを誇るこのコンビならではのなせるわざ。作曲者とのつながりも深い名手シトコヴェツキーのソロも冴えています。
 2004年以来、一年おきのお約束としてすっかり定着したジャパン・ツアーを控え、美とスリルがぎっしり詰まったフランス・アルバムは回を重ねるごとに確実にパワーアップして帰ってくるかれらのいまを知るまたとない内容といえるでしょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
@ドビュッシー:交響詩『海』
Aデュティユー:ヴァイオリン協奏曲『夢の樹』
Bラヴェル:ラ・ヴァルス
 ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)B
 ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)
 録音時期:@B2007年2月1、2、4日 A2007年6月7、8日(ライヴ)
 録音場所:アムステルダム、コンセルトへボウ
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (5.0)

収録曲   

  • 01. Debussy: La Mer
  • 02. Dutilleux: L' Arbe des songes
  • 03. Ravel: La Valse

総合評価

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ぼくの印象では、曲を追うに従って出来が悪...

投稿日:2015/11/11 (水)

ぼくの印象では、曲を追うに従って出来が悪くなっている。よって「海」が最も良い。ヤンソンスならではのしなやかなフレーズは絶品だ。テンポやリズムが安定しているので、大船に乗った気分でいられるのも大きい。特に2曲目までは文句の付けようがないのではないか。デュティユーも良い。フランス音楽なので綺麗に鳴らすのが前提になり、これはツボにはまっている。箇所によってはもう少し伴奏に悲劇的要素があってもよいが、それを言えば贅沢になってしまうといえよう。一口に言えば無調の現代音楽だが、比較的管理された配列を採っているので聞きやすい。むしろぼくは美しさにため息だ。デュティユーはとても感覚的な作曲家だが、構造がしっかりしているのだ。従ってヤンソンスが取り上げたのも頷ける。いっぽう一番残念はラヴェルだ。コンセルトヘボウはもともとラヴェルの経験が豊富とは言い難く、むしろドビュッシーのほうが得意な印象だ。従って妙なフレージングやバランス、リズムが散見され、ヤンソンスらしくないのだ。もっともラヴェルのもつ凶暴性はしっかり表現できているところはさすがだが、音量に頼った感は否めない。ヤンソンスの下でラヴェルの土壌を万全にして欲しかったので、辞任はまこと残念のきわみといえよう。ところでデュティユーを聞いていると、ブーレーズ後期の曲と共通する点が散見される。例えばレポンとかアンテームだ。ブーレーズは「影響を受けた」とは絶対に言わないだろうが、私としては興味が尽きないところだ。

宇野珍会長 さん | 埼玉県 | 不明

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ディティユーが素晴らしい。ヤンソンスには...

投稿日:2011/11/05 (土)

ディティユーが素晴らしい。ヤンソンスにはロマンティックな現代曲があっている気がする。

ロマン派 さん | 新潟県 | 不明

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他の2曲も素晴らしいが、デュティユー「夢...

投稿日:2010/04/14 (水)

他の2曲も素晴らしいが、デュティユー「夢の樹」が、他の既出盤とは比べ物にならないほどの深さで感動だ。 他の盤だと、唐突に終わる印象も感じるこの曲だが、ヤンソンスの手にかかると美しいドラマが産まれ、全く別の曲に聴こえる。この曲聴くならこの盤! ヤンソンスに、デュティユーがここまで合うと思わなかった。他の曲も演奏してほしい。意外と武満も合うんじゃないかな。

AG さん | 東京都 | 不明

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