死に山 世界一不気味な遭難事故“ディアトロフ峠事件”の真相

ドニー・アイカー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207445
ISBN 10 : 4309207448
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
356p;20

内容詳細

一九五九年、冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム九名はテントから一キロ半ほども離れた場所で、この世のものとは思えない凄惨な死に様で発見された。氷点下の中で衣服をろくに着けておらず、全員が靴を履いていない。三人は頭蓋骨折などの重傷、女性メンバーの一人は舌を喪失。遺体の着衣からは異常な濃度の放射線が検出された。最終報告書は「未知の不可抗力によって死亡」と語るのみ―。地元住民に「死に山」と名づけられ、事件から五〇年を経てもなおインターネットを席巻、われわれを翻弄しつづけるこの事件に、アメリカ人ドキュメンタリー映画作家が挑む。彼が到達した驚くべき結末とは…!

目次 : プロローグ 一九五九年二月ソ連ウラル山脈北部/ 二〇一二年/ 一九五九年一月二三日/ 一九五九年二月/ 二〇一〇年/ 一九五九年一月二四日/ 一九五九年一月二五日/ 一九五九年一月二五〜二六日/ 一九五九年一月二六〜二八日/ 一九五九年二〜三月〔ほか〕

【著者紹介】
ドニー・アイカー : フロリダ生まれ。映画・テレビの監督・製作で知られる。新しいところでは、MTVの画期的ドキュメンタリー・シリーズThe Buried Lifeを製作。カリフォルニア州マリブ在住

安原和見 : 翻訳家。鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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当時のスナップ写真が多数あり不気味でした...

投稿日:2021/04/11 (日)

当時のスナップ写真が多数あり不気味でした。読み応えがあり面白かったですが、原因の解決に至るまでのドラマがいまいち盛り上がらず残念でした。

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ベイス さん

    予備知識ゼロで読み始めるや、ページめくる手が止まらず一気に読了。みすず読書アンケで絶賛されていたが期待に違わぬ珠玉ノンフィクション。ウラル山脈の「死の山」(マンシ族の呼称)で不可解な遭難事故により亡くなったウラル工科大学ら9人の若者たちの「死因」探究が物語の本流だが、1959年スターリン批判直後の当時のソ連の雰囲気やロシア人の息づかいも伝わってくる。謎が謎を呼ぶスリリングな展開、著者が辿り着いた結論か科学的でありつつ、出版後に別の論証か発表されていることも知り、つまりいまだに未解決事件なのだ。驚いた。

  • R さん

    ソ連で起きた謎が多すぎる遭難事故の解明に挑んだ、ノンフィクションというか、ドキュメンタリというかという面白本でした。事件の概要がまず面白くて、優秀な学生たちが怪死したという不気味きわまりない事件を調べて、陰謀に傾きがちな諸説を検証していき、今だからこその真実に近づこうと、そういう試みが書かれている。正直、オチはどうだろうと思わされる内容なんだけども、事件の解説と、そこに挑んだ姿は面白くて、ある種のオカルトめいた楽しさがあってよかった。

  • ちえこ さん

    テレビで見て小説かと思っていたが、1959年旧ソ連の学生トレッキングチームが、遭難事故にあい当時の最終捜査報告は「未知の不可抗力による死亡」と書かれていた。それをこの度アメリカ人が調べて結果謎のまま…と言うのが多い中、たぶんこれしかないであろう…。と言う答えが描かれているので面白く読めた。 山での遭難事故なので、次に山に行くのが怖くなるかと思ったが、なくなるまでのトレッキングを楽しんでいる写真などがのせられているので、そこまで怖くなりすぎずに読めたのが良かった。

  • まーくん さん

    1959年2月、冷戦下のソ連、ウラル山脈北部の山中で発生した不気味な遭難事故。およそ半世紀後の同じ2月、米国のドキュメンタリー映画監督が遭難者の行程を辿り現場へ向かう。ウラル工科大学の男女学生9名が雪中トレッキング中、行方不明に。発見時、設営されたテントは内側から裂かれており、周辺数ヵ所の雪中で見つかった遺体は軽装で靴を履いてない者も。また、着衣の放射性物質による汚染なども見つかる。ソ連・ロシアの情報公開により今世紀になり注目されてきた事件のよう。陰謀説や超常現象まで唱えられているが、著者の推理は??。

  • Kazuko Ohta さん

    レニー・ハーリン監督の『ディアトロフ・インシデント』(2012)を観てディアトロフ峠事件のことを知りました。1959年にウラル山脈で起きた学生9人の遭難事故、その遺体の異様さ。こんなにも好奇心を捉えて離さない事件がありましょうか。これまで唱えられてきた諸説には信じきれないところがあったけれど、この著者の説には納得。ハーリン監督のモキュメンタリーは、陰謀説を含む諸説をすべて盛り込んで化け物まで登場させるというぶっ飛びぶりでした。めっちゃ面白かったのに、周囲にこれを劇場で観たという人は私しかいません(笑)。

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ドニー・アイカー

フロリダ生まれ。映画・テレビの監督・製作で知られる。新しいところでは、MTVの画期的ドキュメンタリー・シリーズThe Buried Lifeを製作。カリフォルニア州マリブ在住

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