ドゥシェク、珠玉のピアノ作品。
ポーランド古楽界の重鎮、トポロフスキが弾く!
ロマン派音楽の先駆け的な作風、C.P.E.バッハに師事したとも伝わる優れた作曲技法で多くの優れた作品を生み出し、ここ日本では「ソナチネ・アルバム」でその名をよく知られている18世紀ボヘミアの音楽家ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(ドゥシーク、ドゥセック)。音楽家としての功績の傍ら、エカチェリーナ2世の暗殺疑惑をかけられたり、クルムフォルツの妻との駆け落ち(それを悲観したクルムフォルツはセーヌ川に投身自殺)、さらにはロンドンでの出版事業の立ち上げと失敗など数多くのエピソードが遺されており、波乱万丈の人生を送ったことも有名です。
2004年と2016年にロバート・ブラウンによって製作された2台のアントン・ヴァルター・モデルのピアノ(ピリオド・ピアノ)を弾き分けるマレク・トポロフスキは、1991年にポーランドの古楽アンサンブル「コンチェルト・ポロッカ」を創設した古楽系奏者。1985年にクラクフで開催された第1回ワンダ・ランドフスカ国際ハープシコード・コンクールで第1位を獲得した実績を持ち、ポーランドにおける古楽復興の重要人物の1人と数えられている名匠です。(輸入元情報)
【収録情報】
ドゥシェク:
● ピアノ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.9-1
● フランス王妃の受難 Op.23
● ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 Op.9-2
● ピアノ・ソナタ第3番ニ長調 Op.9-3
マレク・トポロフスキ(ピアノ/アントン・ヴァルター・モデル)
録音時期:2017年5月、2018年8月
録音場所:ポーランド、カトヴィツェ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)