オランダ現代音楽の重要作曲家デ・レーウ。40年を経ての作風の変化を聴く
アムステルダムの作曲家・指揮者のラインベルト・デ・レーウによる管弦楽作品を収録。1973年の『わかれ(Abschied)』はコンパクトながら荒々しく嵐のような作品で、タイトルに意味を持たせたのか、この時期からデ・レーウはいったん作曲から距離を置きました。そして約40年を隔てて発表された『夜のさすらい人(Der nachtliche Wanderer)』はヘルダーリンの詩にちなんだ作品で、一転して規模が大きくドラマティック。オーケストラのほかテープ録音された話し言葉の断片が使われるなど、複雑な様相をもっています。2曲とも世界初録音。(輸入元情報)
【収録情報】
デ・レーウ:
1. 夜のさすらい人(2013)
2. わかれ(1973)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
ラインベルト・デ・レーウ(指揮:1)
エド・デ・ワールト(指揮)
録音時期:2014年2月1日(1)、2017年1月21日(2)
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)