指揮でオリヴァー・ナッセンも参加!
イギリスの若手作曲家タンジー・デイヴィスの鮮烈な管弦楽作品集!
タンジー・デイヴィスは10代の頃ロック・バンドでヴォーカルとギターを担当していましたが、やがて現代音楽に関心を持ち、サイモン・ホルトに作曲を師事。その後イギリス国内のコンクールに入賞し、BBC響、ロンドン響などから数多くの委嘱を受け今日に至っています。
『足音の砂丘』では絶え間なく続く響きの色彩と質感の推移で作品が構成され、砂漠の砂の紋様が描かれます。『自然』では細かくせわしなく動き回るモティーフの連鎖が原初的な生命の発生を思わせます。『リ・グリーニング(再緑化)』は合唱と管弦楽が大地を潤すような活き活きとした音の運動を繰り広げます。
いずれも標題といい内容といい自然を題材にした作品が多く、ヴォーン・ウィリアムスら自然を愛するイギリス音楽の作曲家の系譜を感じさせます。2018年に亡くなった作曲家・指揮者オリヴァー・ナッセンの晩年の円熟した指揮ぶりも聴きもの。(輸入元情報)
【収録情報】
T.デイヴィス:
1. 足音の砂丘
2. 自然
3. 我々は何を見たのか〜歌劇『世界の狭間』からの組曲
4. リ・グリーニング(再緑化)
カレン・カメンセック指揮、ノルウェー放送管弦楽団(1,3)
オリヴァー・ナッセン指揮、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ(2)
ヒュー・ワトキンス:ピアノ、イギリス・ナショナル・ユース管弦楽団(4)
録音:2014-2018年