カラビツが発掘する東欧音楽シリーズ、アルメニアのテルテリャーン
2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務め、2016年にはヴァイマル・ドイツ国民劇場(Deutsches Nationaltheater and Staatskapelle Weimar)の音楽監督&首席指揮者にも就任し注目を浴びているウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビツ。
アゼルバイジャンのカラ・カラーエフ、ウクライナのボリス・リャトシンスキーといった極めて意欲的なレコーディングで話題を呼んできた「東欧からの声(Voices from the East)」。旧ソ連諸国の知られざる作曲家に捧げるシリーズ第3弾は、ハチャトゥリアンと並ぶ20世紀アルメニア音楽の巨人、アーヴェト・テルテリャーンの交響曲。1967年の歌劇『Ring of Fire』以降は無調や偶然性、エレクトロニクスなどを取り入れ、また友人であったギヤ・カンチェリからも大きな影響を受け、アルメニアの民俗音楽と古代の典礼音楽を吸収し独自の音楽を創り上げてきたテルテリャーンの中期の交響曲。第3番ではアルメニアの民族楽器(ダブルリードの笛)、ドゥドゥクやズルナがフィーチャーされています。(photo by Sasha Gusov)(輸入元情報)
【収録情報】
1. テルテリャーン:交響曲第3番 (1975)(ドゥドゥク、ズルナと大交響楽団のための)
2. コミタス(ソゴモン・ソゴモニアン)[1869-1935]:Shoger Jan (Dear Shoger)
3. 伝承曲:Noobar-Noobar
4. テルテリャーン:交響曲第4番 (1976, rev.1984)(大交響楽団のための)
ティグラン・アレクサニアン(ドゥドゥク、ズルナ)
ヴァヘ・ホヴァネシアン(ドゥドゥク、ズルナ)
ボーンマス交響楽団(1,4)
キリル・カラビツ(指揮)
録音時期:2019年3月30,31日
録音場所:イギリス、ドーセット、プール、ザ・ライトハウス
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND