チャイコフスキー(1840-1893)

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SACD 輸入盤

交響曲第3番『ポーランド』、組曲『眠りの森の美女』 キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC670
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

チャイコフスキー:交響曲第3番『ポーランド』、組曲『眠りの森の美女』
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団


マンフレッド交響曲『悲愴』第5番第1番第2番いう5作品で、作品の真価を引き出す語り口の巧さによって聴き手を魅了したキタエンコ&ギュルツェニヒ管コンビによる交響曲第3番『ポーランド』、組曲『眠りの森の美女』という魅力的なプログラム。
 ポーランドの舞曲「ポラッカ」のリズムが使用された部分があるため『ポーランド』とも呼ばれる交響曲第3番は、ピアノ協奏曲第1番と同じ時期に書かれた30代半ばのチャイコフスキーによる旋律美にも恵まれた5楽章構成の力作です。

【キタエンコ&ギュルツェニヒ管】
レニングラード包囲戦の前年、1940年にレニングラードに生まれたロシアの名指揮者ドミトリー・キタエンコは、生地のレニングラード音楽院を経てモスクワ音楽院で学び、さらにウィーン音楽アカデミーでハンス・スワロフスキーに師事して指揮の腕を磨いた経歴の持ち主。
 その後、14年に渡ってモスクワ・フィルの音楽監督を務めたキタエンコは、やがて西側に拠点を移し、フランクフルト放送響の首席なども務め、各地のオーケストラを指揮して着実に名声を高めていきます。
 2010年にはケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の名誉指揮者に指名されていますが、これは数多くの演奏会やレコーディングでの成功を受けてのもので、そのコンビネーションの素晴らしさはショスタコーヴィチやプロコフィエフ交響曲全集でも明らかでした。
 キタエンコの芸風は、ロシア的な情感を無用に前面に出したりすることなく、作品に対してあくまでも純音楽的にアプローチするというものですが、このチャイコフスキー・シリーズでは、そうした姿勢で一貫しながらもパワフルで豊かな表情を湛えた演奏に仕上がっているのがポイント。
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の暗めの音色を基調とした重厚なサウンドも作品の雰囲気に合致しており、優秀な録音とあわせてシリーズの魅力をさらに強化してくれています。
 アルバムは3つの音声を収めたハイブリッド・タイプのSACDで、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声(2.0)、SACDのマルチチャンネル音声が収録されています。直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるかもしれません。(HMV)

【収録情報】
チャイコフスキー:
・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』 (1875)

 第1楽章 序奏とアレグロ
 第2楽章 アッラ・テデスカ、アレグロ・モデラート
 第3楽章 アンダンテ・エレジアーコ
 第4楽章 スケルツォ、アレグロ・ヴィーヴォ
 第5楽章 フィナーレ、アレグロ・コン・フォーコ

・組曲『眠りの森の美女』Op.66a(序奏とリラの精/パ・ダクシオン/パノラマ/ワルツ)

 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 ドミトリー・キタエンコ(指揮)

 録音時期:2010年11月、2011年12月
 録音場所:ケルン、シュトルベルガー・シュトラーセ・シュトゥディオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND
 Recording Producer, Editing, 5.1 Mix, Mastering: Jens Schunemann (all recordings)
 Recording Engineer: Jens Schunemann (Symphony No. 3), Christian Feldgen (The Sleeping Beauty)
 SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV Studios

内容詳細

2010年と11年の収録。大ベテランのキタエンコ(1940年生まれ)は、このオケの名誉指揮者として活動し、チャイコフスキーの交響曲全曲録音に挑んでいるようだ。オケの機能を丁寧に生かしつつも、馬力と推進力のある音楽作りはロシアのDNAを感じさせる。お値打ちSA-CD。(教)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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このコンビ、先の「マンフレッド」がすばら...

投稿日:2014/03/31 (月)

このコンビ、先の「マンフレッド」がすばらしい出来栄えでしたが、この交響曲第3番はいっそう素晴らしい出来であります。どこをとってもチャイコフスキーの魅力横溢であります。第1楽章は力強くかつ明朗そのもの。一転、第2楽章は飄々としつつ弾むような音楽。そしてクライマックスの第3楽章。いかにもチャイコフスキーらしい抒情の世界を嫋々と歌いぬきます。なんと美しい音楽でしょう。めまぐるしく飛び回るような諧謔の第4楽章を経て、堂々たるフィナーレ。パワフルに開放され、きっちりとこの大曲を締めくくりました。この交響曲、できそこないみたいに言われることが多いのですが、この演奏で聴くといかに魅力的な曲であるか、必ずや理解していただけると思います。このディスクのいいところは、フィルアップの「眠りの森の美女」がまた実にすばらしいことです。こちらもまたシンフォニックでかつロマンティックな世界を描き出してあますところがありません。聴き惚れます。オケは重心の低いサウンドで、それも曲にふさわしいでしょうか。このディスクも本当にすばらしい成果にて、チャイコフスキーにかけてはこのコンビは最強かもしれませんね。録音も優秀。いいところばかりで、大いにお薦めいたします。もっといっぱい、星をつけたいなあ。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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