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Tchaikovsky Manfred Symphony, Haydn Symphony No.100, Beethoven : Svetlanov / Berlin Philharmonic (1989)(2CD)

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4.0
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SBT21481
Number of Discs
:
1
Format
:
CD-R
Other
:
Import

Product Description

チャイコフスキー:マンフレッド交響曲、ハイドン:軍隊(2CD)
スヴェトラーノフ&ベルリン・フィル(1989)


1989年3月4日、スヴェトラーノフが唯一ベルリン・フィルを指揮したコンサートのライヴ録音。当時カラヤンとの確執が取り沙汰されていたベルリン・フィルですが、演奏コンディションは一貫して高度な状態に保たれており、このスヴェトラーノフとの共演でも、4日後のカルロス・クライバーとの共演でも演奏は実に見事なものとなっていました。
 翌4月にはジュリーニやハイティンク、小澤征爾、バレンボイムらとのレコーディングなどもおこない、月末にはカラヤンが辞任、10月にはアバドが次期監督に指名され、翌月にはベルリンの壁崩壊という目まぐるしい年の春をクライバーとともに飾ったのがこのスヴェトラーノフとの演奏だったのです。

【味の濃い指揮とオケのヴィルトゥオジティ】
コンサート前半はベルリン・フィル定番の『レオノーレ』序曲第3番とハイドン交響曲第100番で、後半はスヴェトラーノフお得意の『マンフレッド交響曲』というプログラム。
 『レオノーレ』と『軍隊』は、ベルリン・フィルらしい安定した演奏で、スヴェトラーノフの解釈も落ち着いた路線で立派な仕上がり。
 『マンフレッド交響曲』は、スヴェトラーノフが磨きあげた起伏の激しい独自の壮烈なスタイルによる演奏で、草稿のアイデアを活かしたという独自のヴァージョンを用いた演出も非常に効果的。どこをとってもスヴェトラーノフらしい味の濃い解釈を、ベルリン・フィルがソロからトゥッティまで抜群の機動力でパワフルに聴かせてくれます。(HMV)

【収録情報】
・ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 op.72b [14:13]
・ハイドン:交響曲第100番ト長調 Hob.I:100『軍隊』[22:36]
・チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 ロ短調 op.58 [47:15]

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

 録音時期:1989年3月4日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

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Comprehensive Evaluation

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確かにスヴェトラーノフのマンフレッドは東...

投稿日:2019/08/07 (水)

確かにスヴェトラーノフのマンフレッドは東京ライヴが至高。しかし当BPO盤は高性能オケを乗り回した凄絶なドライヴ感があり痛快。金管も思い切り強奏しているがロシアオケとは違いシャープで洗練されたBPOのあの音。それがスヴェトラーノフの棒の元、縦横無尽に暴れ回るのだからこの上なくスリリング。冒頭から尋常ではない低弦の厚みとつんのめる推進力に圧倒され、そのままのテンションで一気に終楽章コーダまで突っ走る(コーダは例の自称原典版)。その終楽章はBPOの機動力全開の爆演で凄まじいテンポの速さと猛烈なオケのパワーに度肝を抜かれた。それでいて第3楽章などにおける濃厚な味付けも徹底されており1本調子に陥っていないのは凄い。随所で轟くゼーガース氏のティンパニも見事。レオノーレとハイドンはインパクトには欠けるがどっしりと腰の据わった演奏でこちらも素晴らしい。録音はオン気味で生々しく(特にゴリゴリ感触のバス!)大変良好。

スノードロップ さん | 広島県 | 不明

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スヴェトラーノフがベルリン・フィルに客演...

投稿日:2013/07/18 (木)

スヴェトラーノフがベルリン・フィルに客演した1989年3月のライブ録音。 まさに一期一会の演奏。 『序曲レオノーレ第3番』では神秘的な雰囲気から明るさまで幅広い表情を聴かせてくれる。ベルリン・フィルの弦がつくりだす音はスヴェトラーノフの指揮で分厚くなったように思う。 ハイドンの交響曲とはスヴェトラーノフにしては意表をつく選曲だ。 メインの曲がお国もののチャイコフスキイとはいえ『マンフレッド』というのも渋い。 『マンフレッド』の演奏を聴き終えるとまるで長編小説を読みきった後のようなズッシリとしたものが心に残る。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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スヴェトラーノフ大先生とベルリンフィルと...

投稿日:2013/06/19 (水)

スヴェトラーノフ大先生とベルリンフィルとの邂逅という、いやがうえにも期待の高まるアルバム。わくわくしつつ聴きました。1枚目のベートーヴェンとハイドンは、一切奇をてらわず、いかにもベルリンフィル的な端正な演奏。その代わり、スヴェトラ先生色は希薄で、オケの指慣らし的な印象ですな。そしてメインの「マンフレッド」。こちらで思う存分のめりこんだアグレッシブな姿勢が現われます。スヴェトラ先生いつものヴァージョンで、第1楽章と第4楽章(つまり全曲)のフィナーレが同じになるものです。オルガンはなく、つまりマンフレッドの「救済」はないといふことですな。演奏は、かなりあざとく緩急をつけたもので、一種無理やりな「煽り」が特徴であります。ま、はっきり言えば、ここでのスヴェトラ先生は、かなり競い立って「チャイコフスキーはこうやるんぢゃ!!」と言わんばかりの没入ぶりであります。しかし、ベルリンフィルはそこまで入れ込んでもいないし、付き合ってもいないのですな。技術的には見事な腕を披露していますけど、それを超えた音楽の「魂」が聴こえないなあ。これはひとり突っ走ってゆくスヴェトラ先生の責任でもありますね。その意味で、全体の完成度は特に高くないなあ。ちょいと、がっかり。録音は優秀。スヴェトラ先生の「マンフレッド」を聴くなら、やはり東京ライヴです。ありゃ、すごいです。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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