ニコライ・チェレプニン:ナルシスとエコー
ニコライ・チェレプニンはリムスキー=コルサコフに師事、指揮者として活動を始め、やがてディアギレフが率いる「ロシア・バレエ団」の指揮者を務め、パリ公演にも参加しています。
1911年に作曲されたバレエ音楽『ナルシスとエコー』はこの頃の作品で、チェレプニンは妖精エコーの報われない恋を描いた物語に重厚な音楽を付けています。1911年4月、初演時の舞台美術はレオン・バクスト、振付はミハイル・フォーキンが担当。華やかで色彩豊かな舞台が話題となりました。
もう1曲の交響的前奏曲『遠き王女』は1896年の作品。ハープの分散和音が印象的に使われた前奏が、やがて活動的なチャイコフスキー風のワルツに変わり、幻想的な世界を描き出していきます。(輸入元情報)
【収録情報】
チェレプニン:
1. 交響的前奏曲『遠き王女』 Op.4
2. バレエ音楽『ナルシスとエコー』 Op.4
オー・ムーヤン(テノール:2)
アイン・ヴォーカルアンサンブル(2)
バンベルク交響楽団
ウカシュ・ボロヴィツ(指揮)
録音時期:2018年5月22-25日
録音場所:バンベルク、ヨゼフ・カイルベルト・ザール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)