夜更けのエントロピー 奇想コレクション

ダン・シモンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309621814
ISBN 10 : 4309621813
フォーマット
出版社
発行年月
2003年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,349p

内容詳細

ジャンルを超えて最高の作品を生み出し続ける巨匠ダン・シモンズの傑作集。ローカス賞受賞の表題作をはじめ、デビュー作「黄泉の川が逆流する」、本邦初紹介の「ベトナムランド優待券」など全7篇を収録。

【著者紹介】
ダン・シモンズ : 1948年、米国イリノイ州生まれ。82年、「黄泉の川が逆流する」でデビュー。ホラー、SF、ミステリ、文芸作品と、ジャンルの壁を超えて精力的に作品を発表している。『カーリーの歌』で世界幻想文学大賞を、『殺戮のチェスゲーム』(以上、ハヤカワ文庫NV)でブラム・ストーカー賞を、『ハイペリオン』四部作(ハヤカワ文庫SF)でヒューゴー賞、英国SF協会賞、ローカス賞、星雲賞を、それぞれ受賞

嶋田洋一 : 1956年生まれ。静岡大学人文学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ライマウ・フレツリー さん

    「改造車を暴走させる天使」…というS・キングのシモンズ評があまりにも的を射ている(^.^)!読めば納得…ハチャメチャに揺さぶられます!いろんな意味で!

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「ベトナムランド優待券」はベトナム戦争を知らないために娯楽として扱う世代と経験した世代の優位の逆転が悍ましいくらいに鮮やか。「吸血鬼の子供たち」も中々、ブラック。「ケリー・ダールを探して」は自分を殺そうとし、殺したいと思っていた生徒との再会に際して本当に息を潜める様に生きてきた彼女はいなくなってしまったという事実の提示がなんともほろ苦いです。「最後のクラス写真」はまさかの苦手なゾンビもの!一応、あの子たちにはゾンビ的な本能ではなくて意志があるということにしたい(泣)「バンコクにて死す」のローラは蛭の隠喩?

  • おすし さん

    『ハイペリオン』に興味があるけれど、いきなり長大なシリーズはアレなんで、入門編に短編集。日本独自編纂だそう。表題作の、エントロピーが増大して取り返しがつかなくなることに怯える感じ、わかるかも。『黄泉の川が逆流する』読み終わってタイトル、ああ、逆流しているな…と。『バンコクに死す』はスッゴイな。エログロ破滅的な中の悪魔的美しさと、ヒヤッとするオチ。なんとも禍禍しくてえげつない、想像力のベクトルに圧倒された一冊でした。まあまあユーモアが挟み込まれるのもかえって不気味。

  • かわうそ さん

    奇想コレクション一冊目の割にはストレートなSF・ホラーが中心の作品集。手法やテーマはさまざまだけど世界観が醸し出す陰鬱な雰囲気と大切なものを失った喪失感が丁寧に描かれてどの作品も好感がもてる。泣けるゾンビ小説「最後のクラス写真」がいい!

  • kariya さん

    再読。すさまじく重量感のある筆力を、長編ならずとも見せつけてくれる短編集。人がゾンビ化した世界で、子供ゾンビを鎖で机に繋ぎ、元同僚を含む素材のナゲットを投げ与えつつ、中年の女教師が授業を繰り広げる、ゾンビ版「女王の教室」(「最後のクラス写真」)を、どんな作家が”ちょっといい話”にできることかと。初読時から読む度に泣けます(笑)。とんでもない方法で吸血する美女がタイを跋扈する、一見エログロ異国情緒ホラーに見える話が、物哀しい愛の物語へと転調する「バンコクに死す」も見事。

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ダン・シモンズ

1948年生まれ。教鞭を執りながら創作を始め、トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」でデビュー。長篇第一作の『カーリーの歌』(1985年)で世界幻想文学大賞を受賞した。『殺戮のチェスゲーム』ではブラム・ストーカー賞を、また『ハイペリオン』四部作は、ヒューゴー賞、

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