タチアナ・ド・ロネ

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サラの鍵 新潮クレスト・ブックス

タチアナ・ド・ロネ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105900830
ISBN 10 : 4105900838
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,423p

内容詳細

パリで平穏に暮らす女性記者ジュリアと、60年前ナチスに連行された少女サラ。古い小さなアパルトマンで、ふたりの運命の糸が結ばれる。残酷な世界に微かに射す光。世界300万部突破のベストセラー。映画化決定。

【著者紹介】
タチアナ・ド・ロネ : 1961年パリ郊外で生まれる。イギリスとフランス、ロシアの血を引く。パリとボストンで育ち、イギリスのイースト・アングリア大学で英文学を学んだ。その後パリへ戻り、オークションハウス“クリスティーズ”の広報、雑誌「ヴァニティ・フェア」のパリ特派員を経て作家に。フランス語で8冊の小説を出版した。夫と二人の子どもと共にパリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    フランスにおける ユダヤ人迫害事件にまつわる物語である。連行寸前に 弟ミシェルを納戸に隠し、 鍵をかけたサラ …フランスで起こった 犯罪的狂気の悲惨さが 本当に 心に痛い。 物語は サラの独白と、サラの人生を追う ジュリアの視点で 交互に語られるが… 浮かび上がってくる サラの真実が 胸を突く。 過去の悲劇の上に、現代があることを実感する …そんな作品だった。

  • ちゃちゃ さん

    必ず帰ると告げて弟を隠した納戸の鍵。でも10歳の少女サラは鍵を持ったまま両親と共に死の道へと連行されてしまう…。本作は1942年の「ヴェルディヴ」事件を題材に、ナチス占領下のパリでユダヤ人として苦難の道を歩んだサラと、その痛ましい足跡を追う女性記者ジュリアの葛藤や苦悩を描いた作品。知らなかったことを恥じ、真実を真摯に追い求め、自らの人生とも果敢に闘うジュリア。真実を知ることは、その重さに耐えてともに背負ってゆくこと。二人の人生が交錯し新たな希望へと収斂してゆくラストが、鮮烈な感動とともに心に刻まれる力作。

  • 紅はこべ さん

    1942年フランス警察主導によるユダヤ人一斉検挙、いわゆるヴェルディヴ事件、その被害者の10才のサラ。60年後、パリ在住のアメリカ人記者のジュリア、仕事でヴェルディヴについて調べ始める。この二人の章が交互に語られる。ジュリアの取材中、戦時を生きたフランス人から何度も聞いたのが「あの時は何も知らなかった」、ジュリアの夫を代表とする戦後世代から言われたのが「今更過去を掘り起こして何になる」。しかし無知は免罪符にはならないし、過去を知るのを拒むのは新たな罪に繋がると思う。(続)

  • アン さん

    ナチス占領下のパリ“ヴェルディヴ”での事件をもとに、過去と現在を交錯させながら、ホロコーストの悲劇を描いた小説。事件にフランス警察が関わっていた事を、シラク大統領の演説で初めて知った人々が多数いたそうです。忘れてはならない歴史に向き合い、語り継ぎ、真実を知るという意味を深く考えさせられます。人間の勇気や希望を感じると共に、私には喪失感が残る作品でもありました。

  • キムチ27 さん

    ホロコースト関連の本を読み続け 終わることは決してないと思う。記録を後世に伝える事、それを読み繋いでいくことが人類の使命かとも思う。読み友から知ったこの本、従来のそれとは異なる切り口、しかもある意味サスペンスめいている。封印しようとする周りの思惑をはねのけ、「いかにつらい過去でも真実を明らかにすることこそ魂の浄化に繋がる」〜ジャーナリストの役目をそのように確信したジュリア。サラ〜過去、ジュリア〜現在の語りを撚り合せていく展開。サラが辿った絶望への旅を探ることは、ジュリアにも 新たな命の重みを考えさせる〜

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