鍵盤のためのソナタ集第6集　スタニスラフ・フリステンコ(ピアノ)

ソレール:ピアノ・ソナタ集第6集

カタルーニャのウロトに生まれたアントニオ・ソレールは、6歳でオルガンと作曲の勉強をはじめ、モンセラート修道院の聖歌隊員に加わります。わずか15歳でセオ・デ・ウルゲル大聖堂のオルガニストと副助祭に任命されるほどの才能を持ち、その後は23歳で叙階を受け聖職者となり、亡くなるまでの31年間はずっと禁欲的な生活を送った人です。彼のソナタはスカルラッティの影響が感じられるとともに、18世紀ウィーンの音楽スタイルも反映されていて、時にはハイドンを思わせるエレガントで装飾的なフレーズに彩られた表情豊かな音楽です。
　演奏しているフリステンコは2013年に開催された第59回マリア・カナルス国際コンクールのピアノ部門の優勝者。ウクライナで生まれ、11歳で初のソロ・リサイタルを開催、世界中のメディアで賞賛される期待の若手ピアニストです。これまではクシェネクなどの後期ロマン派の作品の録音が中心でしたが、このソレールは新たな可能性を感じさせるすっきりとした演奏が魅力です。(輸入元情報)

【収録情報】
ソレール:
● ソナタ第63番ヘ長調
● ソナタ第64番ト長調
● ソナタ第65番イ短調
● ソナタ第66番ハ長調

　スタニスラフ・フリステンコ(ピアノ)

　録音時期:2015年4月20-21日
　録音場所:スペイン、Auditorium, Palau de Congressos, Girona
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)