ワーグナーと象徴主義の両方に傾倒した
リタ・シュトロール作品集。貴重な歌曲も収録
リタ・シュトロール作品集。リタは軍人の父と絵と音楽の才能に恵まれた母のもとに生まれます。母による音楽の手ほどきを受けた後、パリの音楽院に13歳で入学、フェリクス・ル・クーペのクラスに入ります(シャミナードも彼の門下)。学校には真面目に通わなかったという記録もありますが、それでも学校からは才能を認められてはいました。1888年に結婚、出産しながらも、音楽(作曲)をやめることはありませんでした。ワーグナーと象徴主義の両方に傾倒し、壮大な叙事詩や交響曲といった大規模な作品も作りました。彼女の歌曲はとくにめずらしく、貴重な録音の登場です。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
シュトロール:
● ビリティス(1900)〜ビリティスの歌(詩:ピエール・ルイス)
● パンパイプが鳴ると(未出版)(詩:ゾフィー・ド・クールポン)
Disc2
● ボードレールの6つの詩による音楽(1894)
● 音楽のついた10の詩(1901)
● カルメン(1899)(詩:テオフィル・ゴーティエ)
エルザ・ドライシヒ(ソプラノ)
アデール・シャルヴェ(メゾ・ソプラノ)
ステファヌ・ドゥグー(バリトン)
オリヴィア・ダルリク(語り)
セリア・オネト・ベンサイ(ピアノ)
フロリアン・カルビ(ピアノ)
ロマン・ルヴォー(ピアノ)
録音:2022〜2023年