スティーヴン・キング

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呪われた町 上 集英社文庫

スティーヴン・キング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087606355
ISBN 10 : 408760635X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
永井淳 ,  
追加情報
:
16cm,380p

商品説明

吸血鬼の悪の力に町が蝕まれていく恐怖小説。
故郷の町に舞い戻った作家・ベンは、次々と不可解な事件と遭遇。
少年の失踪、続発する不可解な死、遺体の紛失事件。
田舎の平穏な町に何が起きているのか。ベンは謎の解明に果敢に挑むが…。

内容詳細

幼い頃を過ごした町に舞い戻った作家ベン。町を見下ろす丘の上に建つ廃墟同然の館は昔と同様、不気味な影を投げかけていた。少年の失踪事件、続発する不可解な死、遺体の紛失事件。田舎の平穏な町に何が起きているのか?ベンたちは謎の解明に果敢に挑むのだが…。「永遠の不死」を体現する吸血鬼の悪の力に蝕まれ崩壊していく町を迫真のリアリティで描いた恐怖小説。

【著者紹介】
スティーヴン・キング : 1947年アメリカ・メイン州生まれ。モダン・ホラー界の巨匠。74年『キャリー』でデビューし、話題作を次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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単純なストーリーラインの中に、全ての登場...

投稿日:2021/04/11 (日)

単純なストーリーラインの中に、全ての登場人物たちに味のある印象を付け、人物達に様々なドラマを持たせ、ドラマをダレさせないように綿密に骨組みを作っている。吸血鬼が町を侵食する前の、ロマンス、絆、別れ、決意、誓い等盛りだくさんに詰め込み散漫にならないよう、テンションを持続させる内容は見物。 そして、吸血鬼たちも、特に、吸血鬼のリーダー格。普通に人間を襲うのではなく、人間に成り済まし、人間的に事を済ませスッと町に入り込みそこから着々と人間を侵略していくという、唯の、ステレオタイプではない描き方も当時としては、新鮮!

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy さん

    キング2作目にして週刊文春の20世紀ベストミステリランキングで第10位に選ばれた名作が本書。そんな傑作として評価される第2作目に選んだテーマはホラーの王道とも云える吸血鬼譚。本書の主役はこの町であり、その住民たちである。従ってキングは“その時”が訪れるまで町民たちの生活を丹念に描く。彼ら彼女らはどこの町にもいるごく当たり前の人々もいればちょっと変わった人物もいる。登場人物表に記載されていない人々の生活を細かくキングは記していく。このじわりじわりと何か不吉な影が町を覆っていく感じが実に怖い。

  • 青乃108号 さん

    片田舎の町、セーラムズ・ロットで次々起こる怪奇な出来事。小さいとは言え呪われているのは「町」なので、序盤で町の住人の面々と彼等の生活風景とが、共に異常な程の丁寧さで描写されるのだが、膨大な人数で挫折しそうになる。しかしこの大量の人物紹介が必ず後で効いてくるはず。中盤あたりから不穏な空気が漂い初め、町の住民が1人2人と不審死を遂げる。一文が長く読みにくい事も、俺の心を折りかけたものの、少年の葬儀場面や埋葬の場面では、その長く読みにくい一文で執拗なまでに繰り返す静かな描写が、上巻にしてすでに非常に怖い。

  • nobby さん

    ついに上巻ラストで赤い目のヤツが目覚めたのか!何やら曰く付きな田舎町セイラムズ・ロットに暮らす個性的な面々。25年振りに戻ったベンが目にするのは、あくまで何気ない静かな日常。カタカナ人物が続々登場する展開に戸惑いながらも、裏で何かが起こりつつある雰囲気を噛みしめながら読み進める。過去に暮らした殺人鬼と消えた子供達の言い伝えと、その荒んだままの家にまた住人が現れたことから今また続発する怪事件の原因は何なのか。後半でようやく、その有名な特徴や弱点を目にしてドキドキ!勿論このまま怖くて一気読み必至という下巻へ♪

  • アナーキー靴下 さん

    『幻想と怪奇4』で登場したので気になり読む。上巻はなかなかしんどい…。主人公ベンだけでなく、町の住人それぞれの日常にフォーカスを当てることで、迫りくる不気味な影を描いているものと思うが、とにかく人が多い。登場人物全員の名前と職業を人物紹介欄に列挙してくれておいてくれるだけでかなり助かるのに…と、ページを往復しつつ思う。まだ上巻だから断言できないけれど、これ映像作品だったら、ほとんど名前なんて覚えなくても良いシーン、町の雰囲気を味わうためのものなのでは…? しかし上巻後半の恐怖は満足度高い。下巻も期待。

  • 扉のこちら側 さん

    単行本で初読、文庫で再読。怖いのをわかっててまた読んでしまった。この設定必要か?というところが後で重要になってくるところが、また怖い。

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スティーヴン・キング

1947年、アメリカ、メイン州ポートランド生まれ。英語教師のかたわら小説の執筆をつづけ、1974年『キャリー』で作家デビュー。専業小説家となってベストセラーを連発し、「モダン・ホラー」の旗手となる。以来50冊以上の本を出版し、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞、エドガー賞、米国ナショナル・ブック

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