2013年「武満徹作曲賞」受賞作曲家、マルチン・スタンチクの音楽
1977年生まれのポーランドの現代作曲家マルチン・スタンチク(スタニチク)は、ウッチ大学で法律の学位を取得したあとウッチ音楽アカデミーで音楽理論と作曲の学位と教授資格を取得。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院とパリのIRCAMでも研鑽を積んでいます。ポーランド、フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ、オランダ、ルーマニア、日本、中国で開催された10以上の国際作曲家コンクールに入賞しており、2013年には武満徹作曲賞で第1位を受賞しています。
雨に打たれる旅人のトランペットとオーケストラのために作曲された『Some Drops』。目隠しをした観客に向けて演奏される『Blind Walk』(ヴェネツィア・ビエンナーレで初演)。「音の上にあるもの」をテーマにした『Sursounds』。夏至に触発された幸福の探求をテーマにした『Unseen』。音楽の本質と知覚についての考察から生まれたスタンチクの4作品を収録。アガタ・ズベル、ルトスワフスキ四重奏団、アンサンブル・ムジークファブリークなど、演奏はすべて現代音楽のスペシャリストたちです。(輸入元情報)
【収録情報】
スタンチク:
● サム・ドロップス〜ダブル・ベル・トランペットと室内アンサンブルのための(2016)
● ブラインド・ウォーク〜室内アンサンブルのための(2015)
● サーサウンズ〜弦楽四重奏、管楽五重奏とエレクトロニクスのための(2018)
● アンシーン〜メゾ・ソプラノとオーケストラのための(2018)
アガタ・ズベル(メゾ・ソプラノ)
マルコ・ブラーウ(トランペット)
マルチン・スタンチク(エレクトロニクス)
ルトスワフスキ四重奏団
マチェイ・コチュール指揮、ルトスエアー五重奏団
シモン・ビヴァレツ指揮、アンサンブルOMN(オルキエストラ・ムジキ・ノヴェイ)
ヨハネス・シェールホルン指揮、アンサンブル・ムジークファブリーク
クリストフ・マリア・ワーグナー指揮、E-MEXアンサンブル
録音:2015年〜2020年