ジャック・ヴァンス

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宇宙探偵マグナス・リドルフ ジャック・ヴァンス・トレジャリー

ジャック・ヴァンス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336059208
ISBN 10 : 4336059209
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
429p;20

内容詳細

ある時は沈毅なる老哲学者、ある時は知謀に長けた数学者、しかしその実体は宙を駆けるトラブルシューター、その名もマグナス・リドルフ!魑魅魍魎の異星人たちを相手に、白髪白鬚の老紳士マグナスの超思考が炸裂する痛快無比な宇宙ミステリシリーズがついに登場。ミステリからファンタジー、秘境探検に海洋冒険、さらにはハードSFまで、ヴァンスのヴァラエティに富んだ世界が堪能できる連作全10篇収録。

【著者紹介】
ジャック・ヴァンス : 1916年、サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学バークリー校を卒業後、商船員の職につき航海中に小説を執筆、45年短篇“The World‐Thinker”でデビュー。主な作品に『竜を駆る種族』(63、ヒューゴー賞受賞)など。ミステリ作家としても『檻の中の人間』(60)でエドガー賞新人長篇賞を受賞。84年には世界幻想文学大賞生涯功労賞、97年にはアメリカSF・ファンタジー協会が授与するグランド・マスター賞を受賞、殿堂入リを果たしている。2013年逝去

浅倉久志 : 1930年生まれ。大阪外国語大学卒。英米文学翻訳家。2010年逝去

酒井昭伸 : 1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    題名は探偵だが、ギャンブラで詐欺師でよろず請負人でヤギひげの知的な老人。様々な事件を知恵と皮肉で切り抜けていく短編集。ウィットに富んだユーモア精神たっぷりに書かれた小説。1940〜50年代の開拓精神あふれる愉快な未来宇宙観。エビ型、ゴリラ型、ムカデ型、様々な宇宙人の特性を見事についたネタと落ち。初めて見る宇宙人の性質を逆用したトリックなどは、心地よい下らなさ。呆れてしまうが反感は生じない。地球人より素敵な宇宙人は見当たらず、どれも当時の欧米から見たアジア・アフリカと言った描写。

  • 猿吉君 さん

    絶対に負けない宇宙探偵マグナス・リドルフの冒険、楽しくてあっという間に読みました!@ユーモアとウイットに富んだ物語、悪党が痛い目にあう、痛快この上ないです!A翻訳の酒井さんが好きなので安心して読めました。Bこういう短編シリーズこそネットフリックス等でドラマ化して欲しいです。C腕力よりも頭脳を駆使して知力でやり込めるところがスカッとします。D意外とSFしてます、最近の科学が使用されてなくてもワクワクします。Eこういうおじいちゃんが親戚に欲しくなります。点数90/100→読んで損なしお奨めです(^u^)

  • 星落秋風五丈原 さん

    未知なるフロンティア―宇宙を駆けるトラブルシューター、マグナス・リドルフが、魑魅魍魎の異星人たちと渡り合い、ジコチューな依頼者達には容赦せず鉄槌を下す。白髪白鬚の老紳士。お、新たなイケ爺登場か?と息巻くが、数学者という触れ込みにも関わらず、彼は懲りずに「手堅い」投資に失敗している。「良心や正義がある」従来のハードボイルド探偵に抱くヒーロー幻想を小気味よく崩していくマグナス・リドルフは、誰に嫌われようと星が一つ潰れようと意に介さず、飄々と未知なるフロンティアを旅する。いかにも友達が一人もいなさそう。

  • Panzer Leader さん

    初読みのジャック・ヴァンス、一番新しいのでも自分の生まれる前の作品ながら時代を全く感じさせないのが驚異的。賭け事好きな人々を皮肉った傑作「ココドの戦士」から始まり、ちょっと違和感のある初期作品をラストに持ってきたり、様々なガシェットを味のある訳語で読ませる工夫も良い。でもなんといっても最大の魅力は依頼された謎は解くけどあなたの人生破滅させますって感じのチョイ悪親父マグナス・リドルフのキャラクター。 ジャック・ヴァンス・トレジャリー残りの2冊も楽しみ。

  • いちろく さん

    紹介していただいた本。30分の映像作品の原作を読んでいるような、一話一話ワクワクする短編集だった。ミステリ、ファンタジー、冒険モノに、SFが詰まった贅沢な内容。紳士の様なイメージが直ぐに打ち砕かれたトラブルシューターの主人公リドルフの魅力に惹きつけられたら抜け出せなくなった。古き良き作風の印象も感じていたら、あとがきで50年以上前の作品と知り驚く。それでも、面白い作品は時を経ても評価されるのは、SF関係の雑誌だけでなく、昨年末のこのミスでも触れられていた事からも解る。石黒さんの表紙も良かった。紹介感謝!

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