基本情報
内容詳細
音楽について語ることが、表現し行動することであった激動的な1970年代。その真っ只中を生きて死んだ、伝説のロック評論家レスター・バングスの評伝、日本初書籍化。一人の、これ以上ないほどにクチの悪い男が「文学としてのロックンロール / ロックンロールとしての文学」を作り出すまで!
「レスター・バングス 伝説のロック評論家、その言葉と生涯。(原題:LET IT BLURT)」は、抑圧された子供時代からロック批評家として頭角を表し突然の死に至るまで、伝説の男の人生を丹念に追った記録である。翻訳は無理とも言われるその独特の表現、比類なき音楽への情熱、攻撃的なのに泣けてくる、どうしようもないほどに切ない魅力が明らかにされる。
没後40年以上が経過した今も、レスター・バングスは本気で音楽と対峙した傷だらけのヒーローとして、人々の記憶に残り続けている。その言葉に触れたものは、本当の音楽、本当の文学、本当の青春に触れたように、それ以前とは何かが全く変わってしまうのだ。
「パンクロック」や「ヘヴィメタル」を定義し、絶賛するにも酷評するにも、同じだけの愛と憎しみを注いだ、あり得ないロック評論家。英語圏においては、彼の評論スタイルは1つの到達点として認識されているが、日本ではこれまで書籍の出版がなく、ほとんど知られてこなかった。本書はその空隙を埋める最初のものである。版元では引き続きレスター・バングス自身の評論集も刊行予定である。
[目次]
・はじめに
・第1章 閉ざされた円環
・第2章 クールの誕生
・第3章 ドラッグ・パンク
・第4章 運命の分かれ道
・第5章 ボーイ・ハウディ!
・第6章 75年まで生き延びろ
・第7章 彼女が俺を読んでいる
・第8章 テンダー・ヴィトゥル
・第9章 まだ中に誰かいる
・第10章 ブラゾス川のジューク・サヴェージ
・第11章 世捨て人らに囲まれて
・後日譚
・謝辞
付録I きみもロック評論家になろう レスター・バングス究極の教え
付録II レスター・バングス詞選
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Kb54081271Kb さん
読了日:2024/08/13
takao さん
読了日:2025/05/19
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