ジェレミー・マーサー

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シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々

ジェレミー・マーサー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309205403
ISBN 10 : 4309205402
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,309p

内容詳細

セーヌ左岸で、貧しい作家や詩人の避難所として無料でベッドと食事を提供し、ヘンリー・ミラー、ギンズバーグらも集った伝説の書店。そこに偶然住み着くことになった元新聞記者がつづる、世にもまれな書店の物語。

【著者紹介】
ジェレミー・マーサー著 : 1971年、カナダ、オタワ生まれの作家、ジャーナリスト。元『オタワ・シティズン』紙記者。フランス、マルセイユ在住

市川恵里 : 1966年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部英文学専修卒。編集者を経て翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユメ さん

    パリ・セーヌ川のほとり。本が溢れかえる部屋が幾つも続き、貧乏な物書きの端くれたちを受け入れる場でもある。そんな夢のような書店が実在する。それこそ奇跡のように。数々の著名な作家も訪れたこの店に滞在した日々を著者が振り返ったメモワール、それがこの本だ。その事実に感動してしまう。ユートピアと呼ぶにはあまりに俗っぽい場所だが、その人間臭さがこの物語を生んだ。「見知らぬ人に冷たくするな 変装した天使かもしれないから」という精神の下、世界中から物語を持ち寄った人々が響きあうこの店は、キロメーター・ゼロの地に相応しい。

  • マリカ さん

    楽しかったー。私がこの本屋さんを訪れたのは、著者が転がり込む約1年前かな。手持ちのペーパーバックを売って、何かを買ったと思います。その時は、貧乏な作家たちのシェルターだったとは知りませんでした。記憶にあるのは、店の棚の隙間という隙間に本が詰め込まれていて、売るつもりがあるのかないのか、とにかく圧倒されたのは覚えています。近々、パリに行くので絶対にまた行こうと思っているのですが、ジョージ・ホイットマンは去年亡くなられたみたいで、もうお会いすることができないのですね。残念。

  • Speyside さん

    とある事情でパリの風変わりな書店へ逃げ込んだカナダ人著者による滞在記。アメリカ出身で生粋のコミュニストである店主が、宿無しの作家や芸術家の卵に無償でベッドや食べ物を提供しており、個性的な滞在者とのやり取りや、パリの喧騒、ちょっとした冒険の毎日が綴られる。誰もが金欠で、いつも空腹で、根拠のない自信や未来への希望と不安が交錯する日々。学生の頃バックパッカーとしてヨーロッパの国々を巡った懐かしい感覚がよみがえり、引き込まれた。もっともここまで不衛生な宿には当たらなかったし、著者のようなロマンスも無かったが(笑)

  • 雪月花 さん

    カナダで犯罪記事を書いていた主人公が命を狙われて、国外に逃げ、パリに実在する本屋さん「シェイクスピア&カンパニー」に転がり込み、店主ジョージを含めた個性的な人達とこの本屋で共同生活を始めるという回顧録のノンフィクション。ベッドがあって小説が書ける本屋さんなんて最高だと思うけど、そこには様々な人間ドラマがあり、厳しい現実も存在する。海外文学好きにはとても楽しめる一冊。

  • spica さん

    「見知らぬ人に冷たくするな。変装した天使かもしれないから」がモットーの実在するパリの書店が舞台。犯罪記者である著者がトラブルから逃げ出し、偶然転がり込んだのがこの書店。作家や作家を目指す人々が集まる不思議な空間。ノンフィクションですがまるで小説みたいに次から次に個性的な人が現れたり変な事件が起こります。苦労や挫折を背負いつつも皆気持ちの赴くままに自由に生きていて羨ましい。永住してしまうほど心地良く無いところがまた良いです。ありきたりな優しさは出てこないのに不思議と読み終わると温かい一冊でした。

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