魔女からの贈り物 児童図書館・文学の部屋

ジェニー・ニモ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566012875
ISBN 10 : 4566012875
フォーマット
出版社
発行年月
2000年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,102p

内容詳細

吹雪のあれくるう夜、貧しいテオの家に黒ずくめの不気味なおばあさんがやってきた。その時から、なんだか妙なことばかりおこるような気がして…。魔女が流した涙は水晶に変わる―?!魔女と幸運の黒ネコとテオ一家の吹雪の夜のすてきなファンタジー。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 花林糖 さん

    (図書館本)冬の猛吹雪の晩、少年テオの家に正体不明のスカラムおばさんが泊まることに。前半と後半の物語の雰囲気の違いが面白い。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    テオと妹のドディーは学校の帰り、近所にすむオークおじいさんから、こんな天気の日には、魔女がホウキやネコを盗みにやってくるという話を聞きます。魔女は人間とそっくり、着ている物は黒っぽく肌はしわだらけ、きまって帽子を持っている。確かめる方法は水晶の涙を流すこと、でも魔女は決して泣かないという。夕方、黒いコートのおばあさんがテオの家にまよいこんできました。テオの母さんはおばあさんを家に入れてしまいます。天気はどんどん悪くなり、外は吹雪になってしまいました。 怪しいおばあさんは魔女なのでしょうか?

  • ジュースの素 さん

    猛吹雪の日に転がり込んできた黒い衣装の老婆。テオ少年は魔女だと疑うが、母親は老婆にとても親切にする。衣服を洗い、熱いスープを飲ませ、家に泊まらせる。嵐が去る時、老婆は 母親に美しい水晶のネックレスを置いていく。イギリスの作家の物語。日本の傘子地蔵の英国版だ。心を込めて親切にすればやがて良い事が来る話だが、魔女が扱われるのがヨーロッパらしい。

  • みよちゃん さん

    20年前書かれた物語なのに、もっと前の雰囲気がするのは何故だろう。冬の日に出会った魔女としか思えないおばあさんを、優しく接しているお母さんに、贈り物が。書名に惹かれたが、魔女なのか分からないところで、終わる。ちっとも怖くない、優しい魔女。

  • あんみつ さん

    凍えたテオの心が少しずつ変化していく様がとてもよく描かれています。お母さんがこの上なく素晴らしい人。貧しさゆえの少し悲しい事情をかかえ、吹雪で夫の安否も分からず不安を抱えているのに、誰とも分からぬ他人になんという心づくし…。彼女にとって相手が魔女かどうかなんて全く問題ではなかったのですね。目の前に困っている人がいればただ一心に手をさしのべる。それが彼女なのです。心洗われるような素敵な物語でした。

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人物・団体紹介

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ジェニー・ニモ

1944年生まれ。イギリスの児童文学作家。舞台女優、BBC(英国放送協会)の子ども番組の制作などの仕事を経て、27歳から物語を書きはじめ、これまでに50冊を越える作品を出版している。1986年に“The Snow Spider(『雪のクモ』未邦訳)”がスマーティー賞を受賞。1997年の“The Ow

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