シューベルト(1797-1828)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

【中古:盤質A】 弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』、第10番 ヴァン・カイック四重奏団

シューベルト(1797-1828)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
帯付
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
ALPHA417
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


ヴァン・カイック四重奏団/シューベルト『死と乙女』

「作曲家にアプローチする時には、その作風の進化を理解するために、彼、または彼女の初期の作品に没頭するのが好きです」と語るヴァン・カイック四重奏団のメンバーたち。そのアイデアは前作のモーツァルト・アルバムでも生かされていましたが、今回はシューベルトをテーマに、一人の作曲家の成熟過程を探っています。
 収録されているのは、シューベルトが16歳の時に書いた弦楽四重奏団第10番と、早すぎる晩年である27歳の作品『死と乙女』。親密な家のリビングで演奏されたであろう幸せな第10番、苦難に満ちた暗さと悲痛さを持つ第14番。彼らの演奏は、全く違う雰囲気を持つ2つの作品からシューベルトが辿った時間の経過を鮮やかに浮かび上がらせています。(輸入元情報)

【収録情報】
シューベルト:
● 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 D.87
● 弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』


 ヴァン・カイック四重奏団
  ニコラ・ヴァン・カイック(第1ヴァイオリン)
  シルヴァン・ファーヴル=ビュル(第2ヴァイオリン)
  エマニュエル・フランソワ(ヴィオラ)
  フランソワ・ロバン(チェロ)

 録音時期:2018年2月
 録音場所:チューリッヒ、スイス放送協会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D87 第1楽章:ALLEGRO MODERATO
  • 02. 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D87 第2楽章:SCHERZO.PRESTISSIMO
  • 03. 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D87 第3楽章:ADAGIO
  • 04. 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D87 第4楽章:ALLEGRO
  • 05. 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」 D810 第1楽章:ALLEGRO
  • 06. 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」 D810 第2楽章:ANDANTE CON MOTO
  • 07. 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」 D810 第3楽章:SCHERZO:ALLEGRO-TRIO
  • 08. 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」 D810 第4楽章:PRESTO-PRESTISSIMO

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
第1ヴァイオリンのニコラ・ヴァン・カイッ...

投稿日:2018/11/10 (土)

第1ヴァイオリンのニコラ・ヴァン・カイックは1986年生まれのようだが、他の三人もほぼ同世代だろう。つまり三十台前半のフランス人男性四人によるクワルテット。皆なかなかにイケメンだ。2012年に結成、2015年にウィグモア・ホールのコンペティションに優勝してすぐにアルファ・クラシックスからデビューしている。最初の録音はモーツァルト、次がドビュッシー/ラヴェルで、これが三枚目のアルバムだ。今年の秋は三つのクワルテットによる『死と乙女』の新譜が同時に出たが(あと二つはキアロスクーロSQとアリスSQ)、響きの質としては彼らがいちばん細身でシャープに聴こえる。にもかかわらず、タメやテンポの揺らしといった、いわゆるロマンティックな表情付けを最も意識的に取り入れているのは面白い。今のところ少し「わざとらしい」感もつきまとうけれど。激烈な『死と乙女』のカップリング曲に、インティメートでナイーヴな変ホ長調D.87(シューベルト16歳の時の作品)を選んでいるのも興味深いところ。さて、メインの『死と乙女』だが、第1楽章の基本テンポは彼らが最も遅い。彼らだけが提示部の繰り返しを省いているのは遅めのテンポのせいかもしれないが、その中でかなりテンポを揺らして濃厚な表情を作る。ところが、変奏曲ゆえ、ほんらい多彩な表情を持つはずの第2楽章はやや速めで意外におとなしい。第3楽章主部なども、ちょっと四角四面な感じ。終楽章(プレスト−プレスティッシモ)は現代のクワルテットならば一気呵成に突進して、その演奏力を見せつけるところだが、ここはさすがに素晴らしい。しかも一本調子にならない。 

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

0

関連するトピックス

音楽 に関連する商品情報

おすすめの商品