オーストリアの作曲家シュヴェルツィクの初期作品集!
クルト・シュヴェルツィクはオーストリアの現代音楽の作曲家。ウィーンに生まれ、ダルムシュタットではシュトックハウゼンと共に学んでいます。ホルン奏者としても活動し、ウィーン交響楽団の楽員だったこともあります。
このディスクには彼が20代から30代の頃までの初期の作品が収められています。ホルン奏者としてヴァイオリンのフリードリヒ・チェルハ(同じくオーストリアを代表する作曲家)と共演しているのも聴きもの。最初期のホルンとピアノのためのソナチネはミヨーばりの多調の作風で書かれていますが、その後のヴァイオリンとピアノのための『デュオ&ダブル』では12音技法となり、その後一貫して12音技法で作曲を続けています。チェルハと並ぶオーストリアを代表する作曲家の音楽を俯瞰する1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
シュヴェルツィク:
1. ホルンとピアノのためのソナチネ Op.1 (1952/1971)
2. ヴァイオリンとピアノのための『デュオ&ダブル』 Op.2 (1957)
3. ヴァイオリン、ホルンとピアノのためのトリオ Op.3 (1960)
4. 弦楽四重奏曲 Op.4 (1960)
5. サロット・ロマーノ(ローマのリビングルーム) Op.5 (1961)〜11楽器のための
6. ゼーフェルトのエデン・バー Op.6 (1961)〜ピアノのための
7. 愛の夢 Op.7 (1962/63)〜7奏者のための
1:ペーター・ドルフマイヤー(ウィンナ・ホルン)、ヨハネス・ヴィルヘルム(ピアノ)
2:フリードリヒ・チェルハ(ヴァイオリン)、イヴァン・エレート(ピアノ)
3:フリードリヒ・チェルハ(ヴァイオリン)、クルト・シュヴェルツィク(ホルン)、イヴァン・エロート(ピアノ)
4:ケーネ四重奏団
5:クルト・シュヴェルツィク指揮、アンサンブル
6:アヤ・クレバーン(ピアノ)
7:アンサンブル・フュア・ノイエ・ムジーク
録音:2018年3月5日(1)、1960年10月6日(2,3)、2005年10月13日&2006年6月29日(4)、1967年4月26日(5)、2014年3月7日(6)、1968年6月9日(7)