サン=サーンス (1835-1921)

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CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第5番『エジプト風』、第2番、練習曲集、他 ベルトラン・シャマユ、エマヌエル・クリヴィヌ&フランス国立管弦楽団

サン=サーンス (1835-1921)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029563426
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ベルトラン・シャマユ/サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番、第2番

フランス、ロマン派の作曲家サン=サーンスは素晴らしいピアニストとしても知られていました。そのためか、彼のピアノ曲には高い技巧が要求されています。5曲あるピアノ協奏曲も即興性と流麗なパッセージがあふれており、中でもリストが高く評価した華麗な第2番と、エキゾチックな第5番は広い人気を獲得し、現代でも広く演奏されています。
 「私はいつもサン=サーンスに魅了されます」と語るベルトラン・シャマユ。彼はサン=サーンスの作品には官能的な幻想があり、まるで航海に出ているように感じるといい、第2番ではバッハを思わせる冒頭のパッセージを大切にし、第5番では『エジプト風』の愛称そのままの明朗さを表出しています。もちろん第5番の第2楽章で響く「不思議な響き」も強調されており、サン=サーンスの前衛性もたっぷり味わうことができます。エマヌエル・クリヴィヌ&フランス国立管弦楽団という絶好の共演者を得て、その仕上がりはフランス音楽のファンならずとも目が離せない新録音です。
 さらに難曲中の難曲として知られる「ワルツの形式で」練習曲や、カナリー諸島で作曲者がインスパイアされたという「ラス・パルマスの鐘」練習曲を含む技巧的なソロ小品は、シャマユによって存分に寝られた順番に置かれており、時にはモーツァルト風、時にはショパン風の多彩な音楽を奏でつつ、シャマユは自身の素晴らしい技巧を披露することを忘れていません。(輸入元情報)

【収録情報】
サン=サーンス:
1. ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22
2. ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 Op.103『エジプト風』
3. 6つの練習曲 第2集 Op.111より第4曲『ラス・パルマスの鐘』
4. 6つの練習曲 第1集 Op.52より第6曲『ワルツの形式で』
5. マズルカ第3番ロ短調 Op.66-3
6. 6つの練習曲 第2集 Op.111より第1曲『長三度と短三度』
7. アレグロ・アパッショナート Op.70
8. 6つの練習曲 第1集 Op.52より第2曲『各指の独立のために』
9. のんきなワルツ 変ニ長調 Op.110


 ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
 フランス国立管弦楽団(1,2)
 エマヌエル・クリヴィヌ(指揮:1,2)

 録音時期:2017年2月4-7日、2018年4月19,20日
 録音場所:パリ、オーディトリウム・ラジオ・フランス
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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シャマユのピアノは繊細さと強靭さが絶妙な...

投稿日:2021/03/08 (月)

シャマユのピアノは繊細さと強靭さが絶妙な割合で同居している。ここぞというときのテクニックは目が覚めるようだし、遠くから聞こえてくるようなピアニシモのデリケートさもこの上ない。何か瑞々しい音の流れに身を任せることが、音楽と聴くことの元々の喜びであったことを思いおこさせる稀有な演奏だ。筆者は、サンサーンスのピアノ協奏曲には詳しい訳ではなく、他の演奏との比較はできないが、この演奏を聴きながら、どちらかというと軽んじられる傾向にあるサンサーンスのピアノ協奏曲が、ショパンやリストの亜流でもなく、時代から取り残されたフランスロマン主義の懐古調でもなく、音自体の持つ勢いの迸りを一筆書きのように書き留めたところにサンサーンス独自の魅力と確固たる存在意義があると改めて感じた。それから、クリヴィヌとフランス国立管が、その響きといいソロとのバランスを際立たせる遠近感といい絶妙であり、このディスクを栄えあるものにしている(それにしてもクリヴィヌがフランス国立管と残したディスクが少ないのは本当に残念。今であれば、フランス国立管のHPで幾つもの名演を視聴できるのが僅かな救いか)。

まるくる さん | 東京都 | 不明

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