ヨーロッパ最注目のブリュッセル・フィル
フランス現代作曲家コネソンの作品集を収録
1970年フランス生まれのギヨーム・コネソンは、フランス音楽の伝統を継承しつつ新しい要素も取り入れるといった作風で、大変聴きやすい現代音楽の作曲家です。その音楽は国境にもタブーにも惑わされず、さまざまな国や文化からの影響を受けています。
『交響的三部作』の3曲の管弦楽作品はこの作曲者にとって特に大事な国と文化への敬意が表されています。『フラメンシュリフト(炎の言葉)』はドイツ、『E chiaro nella valle il fiume appare』はイタリア、『マースレニツァ』はロシアに。『Pour sortir au jour』は、「死者の書」と題されたフルートとオーケストラのための協奏曲ですが、「死者の書」とは古代エジプトで冥福を祈り死者と共に埋葬された葬祭文書のことです。
ベルギーのオーケストラ、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団は古楽から現代音楽まで莫大なレパートリーを有し、現在ヨーロッパで人気急上昇中。2015年からその首席指揮者を務めているのが、1971年フランス生まれのステファヌ・ドゥネーヴです。フルートのマチュー・デュフォーは1972年パリ生まれ。1993年弱冠20歳でトゥールーズ・キャピトール管弦楽団の首席奏者に就任。2015年からベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ奏者に就任しています。(輸入元情報)
【収録情報】
コネソン:
1. フラメンシュリフト(炎の言葉)
2. Pour sortir au jour(フルートとオーケストラのための協奏曲『死者の書』)
3. E chiaro nella valle il fiume appare
4. マースレニツァ(ロシアのカーニバル)
マチュー・デュフォー(フルート:2)
ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
録音時期:2015年8月31日〜9月4日
録音場所:ブリュッセル、メゾン・ド・ラ・ラジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)