ブラバント・アンサンブルが歌う
スペイン・ルネサンスの巨匠フランシスコ・ゲレーロ!
ネーデルラント、フランドル楽派を中心に未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぐブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。これまでグラモフォン賞に3度ノミネートされているほか、ジョスカン・デ・プレの没後500周年にリリースされた「ジョスカン・デ・プレ:モテットとミサの楽章」がレコード芸術特選盤に選出されるなど、今や英国でも指折りのヴォーカル・アンサンブルとして日本でも認知度を高めてきた彼らが今回取り上げるのは、スペイン・ルネサンスの巨匠、フランシスコ・ゲレーロのミサ曲『偉大なる祭司を見よ』を中心とした作品集。
モラレスなどに師事し若くして成功を掴んだアンダルシア楽派のフランシスコ・ゲレーロは、スペイン・ポリフォニーの黄金時代の歴史においてビクトリアと並び重要視されている作曲家のひとり。今回のアルバムではミサ曲『偉大なる祭司を見よ』をメインに様々なマニフィカトやモテットを収録しています。ジョスカン・デ・プレにばかり注目されがちな同時代の多くの優れた作曲家の作品に新たな命を吹き込み、現代へ伝承し続けるブラバント・アンサンブルの一切無駄のない洗練されたサウンドに耳を奪われることでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
ゲレーロ:
● 喜べ、バルバラ
● どうして主の歌をうたえようか?
● 天国は、ある家の主人が(6声)
● おお星よりも輝かしい十字架よ
● さて、イエスは(4声)
● ミサ曲『偉大なる祭司を見よ』
● 日々罪を犯し
● あなたは祝福され、それは良いことです(5声)
● かくも美しいあの女性はだれか?
● 第2旋法のマニフィカト
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)
録音時期:2022年8月11-13日
録音場所:ロンドン、イースト・フィンチリー、オール・セインツ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)