CD Import

Symphony No.3 : Falletta / Buffalo Philharmonic

Gliere (1875-1956)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
8573161
Number of Discs
:
1
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

グリエール:交響曲第3番『イリヤ・ムーロメツ』
ファレッタ&バッファロー・フィル


ロシア、キエフで生まれ、モスクワ音楽院でタネーエフ、アレンスキーらに作曲を学んだグリエール。しかし実は彼の父はドイツ人で、母はポーランド人。祖先を辿ってもロシア人はいなかったようです。そんなグリエール、バレエ音楽『赤いけしの花』や幾つかの協奏曲が知られていますが、この交響曲第3番は彼の最高傑作として讃えられる見事な作品です。
 このイリヤ・ムーロメツとは中世ロシアの伝説上の英雄の名前。並外れた力持ちであったとされ、数多くのエピソードが伝えられています。グリエールはそんな英雄にまつわる4つのエピソードを選び出し、重厚な交響曲を描きだしました。ロシア国民主義と後期ロマン派の手法を結びつけた表現的で雄大な作品からは、例え、ムーロメツの個性を知らずとも、各々の聴き手の脳裡にその人物像が鮮明に浮かび上がるだけの表現力が溢れ出しています。
 ファレッタの指揮は、グリエールの完膚なきまでの構築性を存分に浮かび上がらせています。(NAXOS)

【収録情報】
・グリエール:交響曲第3番ロ短調 Op.42『イリヤ・ムーロメツ』 (1911)
 第1楽章『巡礼者、イリヤ・ムーロメツとスヴャトゴール』 [21:24]
 第2楽章『イリヤ・ムーロメツと山賊ソロヴェイ』 [20:03]
 第3楽章『太陽王ヴラディーミル公の宮殿にて』 [07:10]
 第4楽章『武勇伝とイリヤ・ムーロメツの石化』 [23:04]

 バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
 ジョアン・ファレッタ(指揮)

 録音時期:2013年5月3-5日
 録音場所:ニューヨーク州バッファロー、クレインハウス・ミュージック・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
グリエールは、いくつかのバレエ音楽や協奏...

投稿日:2021/03/16 (火)

グリエールは、いくつかのバレエ音楽や協奏曲でその名を知られるが、現在、いちばん知名度の高い作品は、この交響曲第3番「イルヤ・ムーロメッツ」であろう。伝承に基づく傑物を描写した叙事詩的交響曲であり、そのコンセプトはチャイコフスキーのマンフレッド交響曲を彷彿とさせる。4つの楽章にはそれぞれタイトルが付されているが、参考まで該当するエピソードを書くと、第1楽章は病弱だったイリヤが巡礼者の紹介により英雄スヴャトゴールの能力を引き継ぐ物語。第2楽章は戦士となったイリヤが悪辣な殺人鬼ソロヴェイを殺し、その死体をウラジーミル公の許に送り届ける物語。第3楽章がイリヤが、ウラジーミル1世の祝宴に招かれる物語。第4楽章が戦うことに憑りつかれたイリヤが、天使の軍によって、軍勢もろとも石化される物語となる。長大な交響曲であるが、これをスリムにしたストコフスキーによる改訂版による演奏がかつてはメインであったが、現在では原典版により、演奏・録音されることが一般的で、このファレッタも原典版による演奏で、その結果演奏時間は70分を超過している。ただ、これでも早い方だ。ファレッタの解釈はきわめて平明でわかりやすい。いたずらに間延びすることを警戒し、テンポが沈滞化することを未然に防ぎながら、勇壮たる前進力を示す。音楽は、後期ロマン派やスクリャービンの影響を感じさせるが、この作曲家特有の土俗性やケレン味があり、ファレッタはこれを適度に外に開放していく。その様は、熱く、気持ちが良い。現在入手可能なこの曲の録音としては、質の高いものの一つとなるに違いない。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

0
★
★
★
★
★
このCDに収録された交響曲第3番は、グリエ...

投稿日:2014/03/30 (日)

このCDに収録された交響曲第3番は、グリエールの交響曲の中でも最も録音の機会が多い曲で、CDも数多く出回っていますがこれと言った決定盤がないのが難点。 そんな中この、ジョアン・ファレッタ指揮する、バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団の新たな一枚はなかなかの出来。 グリエールのスペクタクルで重厚でちょっと退屈なこの交響曲を、分かりやすく、聴きやすく演奏しています。 バッファロー・フィルという正直知名度では有名ではないこのオケも、非常によく鳴っていますし、録音も適度に残響がついていて良い感じ。 ナクソスには旧盤とも言えるヨハノス&チェコスロヴァキア放送響のCDもありますが、こちらのほうが良いでしょう。 やはり(?)決定盤とまではいかないのですが、なかなか聴き応えがあり、また価格も安いので、この交響曲を初めて聴く方にもおすすめです。

レインボー さん | 不明 | 不明

0

Symphonies Items Information

Recommend Items