グラウプナー、クリストフ(1683-1760)

人物・団体ページへ

SACD 輸入盤

シャリュモーのための作品集、ヴァイオリン・ソナタ集 レツボール&アルス・アンティクァ・オーストリア

グラウプナー、クリストフ(1683-1760)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CC72539
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

J.S.バッハ、J.J.フックスと同時代に活躍した作曲家
グラウプナーによるシャリュモーの音楽


ピリオド楽器による鮮やかな表現力で、古楽界にその存在力を見せつけるアルス・アンティクア・オーストリア。2002年にはヴィヴィアーニのCDでカンヌ・クラシカル・アワードを受賞した彼らによるニュー・アルバムが登場です。
 今回注目すべきは、シャリュモーという楽器です。シャリュモーはニュルンベルクの楽器製造者でありクラリネットの発案者でもあるヨハン・クリストフ・デンナー[1655-1707]によって、17世紀の終わりに開発されたと言われています。バロック時代や前古典派の作曲家たちが協奏曲や組曲、アリアや室内楽のために頻繁に用いたほど、構造的にも音響的にも重宝する楽器でした。シャリュモーはクラリネットの前身ではありますが、18世紀には両者が共存していました。後期バロック時代になるとより大きく力強い音が出るバロック・クラリネットの人気が高まり、シャリュモーは次第に音楽シーンから姿を消すこととなりました。
 クリストフ・グラウプナーという人物は、シャリュモー音楽におけるもっとも重要な作曲家と見なされています。彼は限られた音域しかもたないこの楽器を巧みに用い、世俗音楽にも宗教音楽にも使用しました。
 ところが、J.S.バッハやJ.J.フックスと同時代人でありながら、グラウプナーの名が世に広く知れ渡ることはありませんでした。彼の雇い主であるエルンスト・ルートヴィヒ伯爵がダルムシュタットの宮廷楽長の座に彼を留まらせたためです。彼は生涯ウィーンを訪れることもありませんでした。ルートヴィヒ伯爵は、1723年にグラウプナーが一生ダルムシュタットに留まることができようにと、給与を上げていきました。そのため、当時の彼は宮廷指揮者として相当な高給取りとなっており、カントルの座を打診してきたライプツィヒにも移住することはありませんでした。37年もの間ダルムシュタットの宮廷に仕えたのち、グラウプナーは1760年には視力を失っており、死を迎えるまでの6年間はもはやオーケストラを指揮することもなくなりましたが、18世紀におけるもっとも革新的な作曲家であり、音響実験者の一人だったのです。(Challenge Classics)

【収録情報】
グラウプナー:
・2本のシャリュモーと弦楽、チェンバロのための協奏曲ハ長調 GWV303
・オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ト短調 GWV709
・3本のシャリュモーと弦楽器、チェンバロのための序曲ヘ長調 GWV449
・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ト短調 GWV711
・2本のホルン、ティンパニ、2本のシャリュモー、ファゴット、弦楽器、チェンバロのための序曲へ長調 GWV452

 アルス・アンティクァ・オーストリア
 グナール・レツボール(指揮、ヴァイオリン)

 録音時期:2011年
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Concerto
  • 02. 2 Overtures & 2 Sonatas

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

古楽 に関連する商品情報

おすすめの商品