カルク=エーレルト:ピアノとオルガンのための作品集と編曲集
19世紀、家庭で音楽を演奏することが流行した時、裕福な家庭にはまずピアノが持ち込まれましたが、次に人気を獲得したのはハルモニウムでした。シベリウスの「アンダンテ・カンタービレ」は2種類の楽器を所有していた親戚の家を訪問した際、その音色に魅了され作曲された小品です。対照的にカルク=エーレルトは、この2種類の楽器を完璧にマスターしており、アルバムに収録された一連の作品も、自身のコンサートで演奏するために作曲(編曲)されています。今ではあまり耳にすることのないハルモニウムの響きをお楽しみください。(輸入元情報)
シベリウス:劇音楽「ペレアスとメリザンド」(1905)…初録音(カルク=エーレルトによるハルモニウムとピアノ編)
カルク=エーレルト:詩曲 Op.35(1906-1907)…初録音
カルク=エーレルト:シルエット Op.29(1906)…初録音
シベリウス:アンダンテ・カンタービレ 変ホ長調 JS30b(1887)
アンニカ・コントリ=グスタフソン(ピアノ)
ヤン・レヘトラ(オルガン)
録音:2016年10月5-7日Sovituksenkirkko, Hollola, Finland