2019年に84歳で亡くなったポーランド出身のドイツの作曲家
ゲオルク・カッツァー晩年の作品集!
ゲオルク・カッツァーはポーランド・シレジア出身。作曲を旧東ベルリン時代にルス・ゼックリンに師事。またハンス・アイスラーの指導も受けてます。
『Bへの追記』のBとはベートーヴェンのことで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタからの素材で作曲されていますが、素材のすべては解体され非常に抽象的な形に変容させられています。大編成のオーケストラのための『談話』はカッツァーの最後の作品で黙示録的な暗い雰囲気に溢れている大作。『リスニングの学校5』は厳しい点描的な様式で書かれた作品で、ややシニカルな身振りで奏されるアコーディオン、行進曲を思わせる打楽器、奏者のつぶやく謎めいた言葉にアンガージュマン(政治参加)の作曲家ハンス・アイスラーの影響を聴き取ることが出来るでしょう。(輸入元情報)
【収録情報】
カッツァー:
1. Bへの追記 (2017)〜チェロとピアノのための3つの小品
2. 歌う時だけ花が咲く (2018/19)〜ソプラノ、チェロとピアノのための
3. 談話 (2018)〜管弦楽のための
4. パーカッスム (2016)〜打楽器四重奏のための
5. リスニングの学校5 (2018)〜フルート、アルト・サクソフォン、トランペット、打楽器、アコーディオン、ピアノとヴァイオリンのための
イェルク・ウルリッヒ・クラー(チェロ:1)
ベルンハルト・パルツ(ピアノ:1)
エリザベス・トリオ(2)
ヴラディーミル・ユロフスキー指揮、ベルリン放送交響楽団(3)
ブレーメン打楽器アンサンブル(4)
ゲオルク・カッツァー・アンサンブル(5)
録音:
2018年1月 チューリッヒ(1)
2019年7月(2)
2018年12月30日 ベルリン、コンツェルトハウス大ホール(3)
2017年10月28日(4)
2020年9月5日 ブリッツ(5)