オルフ、カール(1895-1982)

オルフ、カール(1895-1982) レビュー一覧 2ページ目

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商品ユーザーレビュー

204件
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  • 45年以上前にこの曲のLPレコードを初めて買って聴いた...

    投稿日:2016/06/09

    45年以上前にこの曲のLPレコードを初めて買って聴いたのがこの演奏です。F=ディースカウ氏の多様な表現に感心した憶えがあります。その後他の演奏も聴きましたが、この盤はベスト3に入ります。ほかにはM.T.トーマス氏指揮の演奏も優れたものであった憶えがあります。

    テリーヌ さん

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  • ヨッフム盤以外で感銘を受けた優れた演奏と録音です。...

    投稿日:2016/06/09

    ヨッフム盤以外で感銘を受けた優れた演奏と録音です。その後他の演奏も聴きましたが、この盤はベスト3に入ります。ほかには小澤征璽氏のものも好きです。

    テリーヌ さん

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  • 今や最長老巨匠指揮者の筆頭格の地位を占める存在とな...

    投稿日:2016/01/30

    今や最長老巨匠指揮者の筆頭格の地位を占める存在となったプレヴィンであるが、 ロンドン響時代は異分野からクラシック界に入ったばかりの駆け出し指揮者として見なされ、 EMIに入れた夥しい量の録音も軽視されるぐらいならまだましで、むしろ無視されるものが多い。 しかし筆者はこのロンドン時代のプレヴィンこそ、 若き日にジャズピアニストとして培ったリズム感と、ハリウッド映画の作曲を通して身に付けた音楽のわかり易さと手際良さ、 そして指揮法の師であるモントゥー譲りのオーケストラを自在に操るテクニックとが一気に開花した絶頂期にあったと考えており、 リズムの切れ、音色とダイナミクスの多彩さ、テンポや表情付けのメリハリ、オケのまとめ方どれをとっても、 その後の録音を大きく凌駕していると考えている。 もちろんその理由のひとつとしてロンドン響との録音の多くが、プロデューサー:クリストファー・ビショップと バランスエンジニア:クリストファー・パーカーによる超優秀録音であったともまた見逃せない。 ひょっとすると、EMIの録音が、後のフィリップスやテラークやDG録音とは比べ物にならないほど素晴らしいので、 演奏もこれに引きづられて素晴らしく聴こえるだけなのかもしれないが、 レコードやCDのような再生芸術においては、鳴っている音が全てであり、これを持って判断するのが正しいと考える。 このカルミナ・ブラーナもトゥーランガリラ交響曲同様、SACD化が待たれていた優秀録音である。 ワーナーミュージックの常としてリマスタリングに関する情報は一切書かれてないが、 手持ちの97年デジタルリマスターのCDと比較したところ、 サウンドステージの広がりと開放感、空間の再現性、ディテール情報量において、 大きく差をつけており、この演奏の真の素晴らしさはSACDで聴かないと分からないかもしれない。 本SACDの聴き所はそれこそ随所に現れるが、 13曲目の最後でテューバの一吹きの生々しさに思わず息を呑み、 14曲目の男性コーラスの薄気味悪さすら感じさせるささやきと木管楽器の点滅が次第に大きく膨れ上がていく凄みに鳥肌が立ち、 15曲面で左スピーカのはるか外側後方から姿を現す児童合唱のリアルな距離感にはただ呆然とすることしか許されない。 プレヴィンのカルミナといえば後のVPOとの再録音ばかりが取り上げられるが、 若き日の才気溢れる指揮、ロンドン響のややダーク調の音色と重心の低い響き、 キングスウェイホールの魅力的なアコースティク、 ビショップ&パーカーによるアナログ末期の優秀録音、 アビーロードスタジオでの最新リマスタリングによるSACD・・・ この抗し難い魅力を振り切って、 敢えてDG版を取り上げる合理的な理由などどこにあるのだろうか?

    meji さん

    9
  • これは大変すばらしい。勢いとパワーのある、活気に満...

    投稿日:2014/04/26

    これは大変すばらしい。勢いとパワーのある、活気に満ちた演奏。時々前のめりになるところがあるほどの、推進力で引っ張ってゆく。オケとコーラスは申し分のない出来。ソリストもいいですよ。特に芝居っ気たっぷりのプライは実にすばらしい。猥雑さもふてぶてしい逞しさもともによく表現して余すところなし。ほか二人の歌も結構です。録音だって何の不満もない、質の高いもの。レンジも広いし、鮮度も十分。「カルミナ・ブラーナ」の古典的名盤の一つとして大いに推薦されましょう。なんかねえ、ヨッフムおじさんやこのアイヒホルンさんの名盤に対抗して違った行き方を最近のディスクは強いて採ろうとしているような傾向なのですけれど、どれもみな足元にも及ばないという感じですな。

    ほんず内閣総理大臣 さん

    2
  • よくドラマや、コマーシャルでも聴けるこの曲、まだお...

    投稿日:2013/08/06

    よくドラマや、コマーシャルでも聴けるこの曲、まだお若かった初演者、ヨッフム翁のキレた、カルミナ、ドイツ本家盤。教会音楽とは言っても、下世話、世俗、おゲレな音楽なんだからこれぐらいやっちゃわなきゃあ。見事な合奏、合唱、機能性抜群の小澤さんベルリンフィル盤も、熱くて新鮮で宜しいが、これ位トチ狂った様な演奏の方が、この曲には、よりフィット、求められると思ふ、正解な名演奏、合唱群。

    sunny さん

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  • まだ30代初めのころのフリューベックさんの意欲作。...

    投稿日:2013/08/02

    まだ30代初めのころのフリューベックさんの意欲作。で、これが、期待通りの実に結構な出来栄え。まあ曲が曲ですから、芝居っ気たっぷりに強弱や緩急をつけて、歌詞や曲想の「えげつなさ」を表出すればいいんです。フリューベックさん、それを臆面もなくやってくれました。いかにも!という感じの「見えを切る」場面が見事にはまってて、聴いていてうれしくなります。オケも歌手も好調。ウィルヘルム・ピッツ指導のコーラスも充実の限り。なお、独唱バリトンが二人いるんだね。珍しいな。録音も優秀。レンジはやや狭いかもしれませんが、バランスは良好だし、アナログのいい「艶」があって問題なしです。フィルアップのストラヴィンスキーは、正直、無くてもいいな。でも、聴いていると面白くてそれなりに結構でしょう。フリューベックさんの傑作。お薦めしましょう。

    ほんず内閣総理大臣 さん

    2
  • 2002年よりベルリン・フィルの芸術監督に就任した...

    投稿日:2013/02/02

    2002年よりベルリン・フィルの芸術監督に就任したラトルであるが、就任後の数年間は、オーケストラへの気後れもあったとは思うが、気合だけが空回りした凡演が多かった。そのようなラトルも、2008年のマーラーの交響曲第9番において、猛者揃いのベルリン・フィルを巧みに統率した奇跡的な名演を成し遂げ、その後は、殆ど例外もなく、素晴らしい名演の数々を聴かせてくれるようになった。本盤におさめられたオルフのカルミナ・ブラーナの演奏は、2004年の大晦日のジルヴェスター・コンサートでのライヴ録音である。この時期は、前述のように、ラトルが未だベルリン・フィルを掌握し切れていない時期の演奏ではあるが、かかるジルヴェスター・コンサートという独特の雰囲気、そして何よりも、ラトル自身がオペラにおける豊富な指揮の経験により合唱や独唱者の扱いが実に巧みであることも相まって、当時のラトルとしては、例外的に素晴らしい名演を成し遂げていると言えるのではないかと考えられるところである。もちろん、本演奏においても、気合は十分であり、ラトルの得意とする合唱曲、そして現代音楽であるということもあって、思い切った表現を随所に聴くことが可能だ。テンポの効果的な振幅や思い切った強弱の変化などを大胆に駆使するとともに、打楽器の鳴らし方にも効果的な工夫を施すなど、ラトルならではの個性が満載であると言えるところである。要は、当時のラトルの演奏の欠点でもあったいわゆる表現意欲だけが空回りするということはいささかもなく、ラトルの個性が演奏の軸足にしっかりとフィットし、指揮芸術の範疇を外れていないのが見事に功を奏していると言える。そして、ラトルは、前述のように合唱や独唱者の扱い方が実に巧いが、本盤の演奏においてもその実力が如何なく発揮されているとも言えるところであり、ベルリン放送合唱団、ベルリン大聖堂国立合唱団少年合唱団員を見事に統率して、最高のパフォーマンスを発揮させている手腕を高く評価したいと考える。ソプラノのサリー・マシューズ、テノールのローレンス・ブラウンリー、そしてバリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルによる名唱も、本演奏に華を添える結果となっているのを忘れてはならない。いずれにしても、本演奏は、ベルリン・フィルを完全掌握して、水準の高い名演の数々を成し遂げるようになった、名実ともに世界最高の指揮者である近年のラトルを十分に予見させるような圧倒的な名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。音質は、従来CD盤やHQCD盤でも十分に良好な音質であったが、今般、ついに待望のSACD化が図られることになった。音質の鮮明さ、音場の拡がりなど、どれをとっても既発の従来CD盤やHQCD盤とは比較にならないほどの極上の高音質であり、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ラトル&ベルリン・フィル、そしてベルリン放送合唱団をはじめとする合唱団、ゲルハーヘルをはじめとする独唱者による圧倒的な名演を高音質SACD盤で味わうことができるのを大いに喜びたいと考える。

    つよしくん さん |40代

    4
  • 再生環境を再調整し念入りに追い込んだとはいえ、在庫...

    投稿日:2012/11/18

    再生環境を再調整し念入りに追い込んだとはいえ、在庫のCDを次々と取り出し再度傾聴するのは結構骨の折れる作業である。とは言え、良い意味で思わぬ変貌を遂げる盤に接するとそんな苦労も吹っ飛んでしまう。当盤も好い印象を得た物の一つである。購入当時はヨッフム盤等に比しテンポといいキレといい些か鈍重な感が否めず、諸兄の評価も今一歩であったのに何となく頷いていたのが全くウソの様である。何と云ってもライヴ特有の空気感を捉えた録音が良い。ライヴであり観客で満たされていたとは思うが、大変残響成分が多く、これも楽友協会大ホール特有の響きなのかもしれない。今のところ小生の演奏評はshefさんの評に近い。敢えてコメントを加えるとすれば、絶妙なテンポの揺らしや鋭い切り込みをさり気無く興に任せた様な素振りで聴かせる処など、やはり練達の技でありVPOとの相性の良さが成せる業であると思える。

    盤鬼hmv12 さん

    1
  • 50年を経た現代においても、後にも先にもカルミナ・...

    投稿日:2012/09/22

    50年を経た現代においても、後にも先にもカルミナ・ブラーナは ヨッフム盤を置いて他の追随を許さない名盤、 冒頭の部分だけCM等に使われるためにやたら迫力ばかり問われるが、 カール・オルフ自身の監修による録音、歌手・合唱・オケ・指揮 すべてにおいて優れている。

    abbadondon さん

    2
  • オルフのカルミナ・ブラーナは、近年では多くの指揮者...

    投稿日:2012/09/22

    オルフのカルミナ・ブラーナは、近年では多くの指揮者がこぞって録音を行うなど、その主要なレパートリーの一つとして定着しつつある。親しみやすい旋律や内容、そして大規模な管弦楽編成や大合唱団など、現代人を魅了する要素が多く存在していることや、CD1枚におさまる適度な長さであることが、その人気の理由ではないかとも考えられるところだ。音響面だけでも十分に親しむことが可能な楽曲であるだけに、これまでの録音はいずれも水準以上の名演奏と言っても過言ではないが、その中でも、トップの座に君臨するのは、初演者でもあるヨッフムがベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団ほかを指揮した名演(1967年)であると考えられる。これに次ぐのが、諸説はあると思うが、プレヴィン&ウィーン・フィルほかによる名演(1995年)ではないかと考えているところだ。この他にも、私としては、ケーゲルによる名演(2種(1959年及び1974年))などを掲げたいが、更に知る人ぞ知る名演として紹介したいのが、本盤におさめられたオーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団ほかによる名演(1960年)である。本演奏の当時は、前述のヨッフムの旧盤(新盤(1967年)は未だ発売されず、旧盤(1952〜1956年)のみが発売されていた。)やケーゲルの旧盤(1959年)以外には目ぼしい録音は存在せず、同曲が現在のように広く認知されている存在ではなかった時期の演奏である。それだけに、オーマンディも、手探りの状況で本演奏に臨んだのではないかと考えられるところだ。それだけに、本演奏におけるオーマンディのアプローチも、きわめて明瞭でわかりやすいものに徹していると言える。各楽想を精緻に描き出していくとともに、オーケストラを壮麗かつバランス良く鳴らし、合唱や独唱をこれまた明瞭に歌わせていると言えるだろう。要は、オルフがスコアに記した音符や歌詞を余すことなく明快に描出した演奏と言えるところであり、当時のフィラデルフィア管弦楽団の卓抜した技量や、徹底した練習を行ったことと思われるが、ラトガース大学合唱団による渾身の大熱唱、そして、独唱のヤニス・ハルザニー(ソプラノ)、ルドルフ・パトラク(テノール)、ハルヴェ・プレスネル(バリトン)による名唱もあって、同曲を完璧に音化し尽くしたという意味においては、正に完全無欠の演奏を行うのに成功したと言っても過言ではあるまい。例えば、ヨッフム盤のようなドイツ的な重厚さや、プレヴィン盤のようなウィーン・フィルの極上の美音を活かした味わい深さと言った特別な個性は存在していないが、同曲が知る人ぞ知る存在で、他に目ぼしい録音が殆ど存在していなかった時期にこれほどの高水準の演奏を成し遂げたことを、私としてはより高く評価すべきではないかと考えるところだ。いずれにしても、本演奏は、同曲の魅力を純音楽的に余すことなく表現するとともに、同曲異演盤が殆ど存在しない時期にあって、同曲の魅力を広く認知させるのに貢献したという意味でも極めて意義が大きい素晴らしい名演と高く評価したい。音質は、1960年のスタジオ録音ではあるが、リマスタリングが繰り返されてきたこともあって、従来盤でも比較的良好なものであると言える。もっとも、数年前に発売されたシングルレイヤーによるSACD盤は、従来盤をはるかに凌駕するおよそ信じ難いような圧倒的な高音質であり、あたかも最新録音のような凄まじいまでの音圧や臨場感に驚嘆するほどであった。現在では、当該SACD盤は廃盤であり入手難であるが、それを探す価値は十分にあると言えるところであり、中古CD店で入手できるのであれば、多少高額でも購入されることをおすすめしておきたい。

    つよしくん さん |40代

    4

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ありがとうございました

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