歌劇『三人姉妹』全曲　ナガノ＆エトヴェシュ指揮、リヨン歌劇場、オーバン、カガン＝パレイ、他（１９９８　ステレオ）（２ＣＤ）

長らく廃盤だったＤＧの名盤が復活！
エトヴェシュの男だらけの『三人姉妹』
あのスラヴァも登場！

チェーホフの戯曲「三人姉妹」に基づくこの作品は三人姉妹を男性三人が演じるという、いささか倒錯的な趣向とジェンダー・フリーの傾向を併せ持つ新時代のオペラとして、リヨン歌劇場でケント・ナガノが初演し、現代音楽としては破格のヒットを飛ばし、エトヴェシュの代表作となった名作。稀代のカウンター・テナー、スラヴァを主役級に抜擢した話題性もさることながら、現代音楽的な語法のみならず、時に叙情的な旋律や響き、演劇的な語りなど、様々な様式を駆使したオペラならではの多様な表現が大きな話題となりました。
　製作したドイツ・グラモフォンは、これまでなぜか再発売を行いませんでしたが、エトヴェシュの母国ハンガリーのＢＭＣレーベルがライセンスを受け、晴れてこのリイシューとなりました。（TOBU）

【収録情報】
・エトヴェシュ：歌劇『三人姉妹』全曲（アントン・チェーホフの「三人姉妹」に基づく）

　アラン・オーバン（カウンターテノール）
　ヴャチェスラフ・カガン＝パレイ（スラヴァ）（カウンターテノール）
　オレグ・リャーベツ（カウンターテノール）
　アルベルト・シャギドゥリン（バリトン）
　ゲーリー・ボイス（カウンターテノール）
　ニキタ・ストロジェフ（バス）
　ヤン・アロフス（バス）
　ヴォイテク・ドラボウィッツ（バリトン）
　ディートリヒ・ヘンシェル（バリトン）
　デニス・セドフ（バス）
　ピーター・ホール（テノール）
　マーク・デュグァイ（テノール）
　イワン・マティアフ（バリトン）
　リヨン歌劇場管弦楽団
　ケント・ナガノ＆ペーテル・エトヴェシュ（指揮）

　録音時期：1998年3月
　録音場所：リヨン歌劇場
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）
　音源：ドイツ・グラモフォン（4596942）