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芸術の蒐集

Umberto Eco

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887217874
ISBN 10 : 4887217870
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

稀代の碩学ウンベルト・エーコがものする芸術史、待望の第3弾。あらゆる創作活動の蒐集・分類、すなわち世界のカタログ化に目を向けた、記号論者エーコの面目躍如たる1冊。

【著者紹介】
ウンベルト・エーコ : 1932年、イタリアのアレッサンドリア生まれ。記号論者、ボローニャ大学教授

川野美也子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ∃.狂茶党

    なんでこのタイトル。 直訳すると『目録の眩暈』『めくるめく羅列』らしいのですが、意味わからんじゃん。 『蒐集』『リストマニア』でいいじゃないですか。 言葉の羅列が面白くない人には苦痛だとおもう。 散文的な羅列も韻文的な羅列も、翻訳でパワーが削がれてると思われ、翻訳は難しいね、言葉遊びも多いし。

  • roughfractus02

    原題はVertigine della lista。膨大な一覧表に眩暈がするなら、文法も略された語の連なりが相互に関係して物語を紡ぐこともなく、ただ羅列していると感じるからだ。誰かが語るでもなくただ語るこの羅列を書物にすると、慎ましく最後に付されていたリストが物語本文を押しのけてページを占拠したように思う。が、物語こそ記号を意味に限定し、時間直線に従属させ、作品に封じ込めるのではないか?記号を作品から解き放つ本書のページは、モニターに浮かぶコンピュータ言語を連想させ、さらにパースの無限の記号過程を思わせる。

  • るりこ

    これはもう!序文から半端ないわくわく感!エーコが!ジョイスを!ボルヘスを!語るなんて!!…とは言え本文に入れば、まぁ、さすがはエーコ…。疲れる…。先ず地の文全体を読み、その後引用文全体を、と読み分けた。タイトルは知っていたものの未読だった『ガルガンチュアとパンタグリュエル』を、エーコの勅撰で読めるのは嬉しかった。フィネガンズ・ウェイク、やっぱりそこを引用するよね。訳者さんのあとがきにある原題の直訳、「目録の眩暈」、納得。時間がすごくかかったけれど、やっぱりエーコ、好きだな。

  • Rinopy

    リストとコレクションがテーマ。前の2作品より引用が多かったです…ちょっとさすがにお腹いっぱいかな。バーン・ジョーンズの表紙を見て気付いたけどラファエル前派の図版は無かったなあ…。

  • たくのみ

    文章部分は失楽園までで力尽き、あとは絵だけを楽しみました。 イスカンダルさんの功績が1章2章ではたくさん出てきました。 部分だけでもこの迫力。美術館で見るとすごいんだろうな。

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