ウラジーミル・ナボコフ

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ナボコフのロシア文学講義 上 河出文庫

ウラジーミル・ナボコフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309463872
ISBN 10 : 4309463878
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
311p;15

内容詳細

世界文学を代表する巨匠にして、小説読みの達人ナボコフによるロシア文学講義録。ロシア作家の作品に、いわゆる「ロシア精神」を求めるのではなく、個々人の才能だけを求めて名作を直視せよと誘う。上巻は、ドストエフスキー『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』ほか、ゴーゴリ、ツルゲーネフ作品を取り上げる。

目次 : 編者フレッドソン・バワーズによる前書き/ ロシアの作家、検閲官、読者/ ニコライ・ゴーゴリ/ イワン・ツルゲーネフ/ フョードル・ドストエフスキー

【著者紹介】
ウラジーミル・ナボコフ : 1899‐1977年。作家。ペテルブルグ生まれ。ロシア革命によりベルリンに亡命、ロシア語で執筆を開始。1940年に米国に移住、大学で教えながら、英語での執筆をはじめる。55年に発表した『ロリータ』が世界的な大ベストセラーとなる

小笠原豊樹 : 1932年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    本書を再読して、改めて認識させられたことが多々。ゴーゴリが「死せる魂」の第二部を書き得なかった作家の悲劇がまざまざと。ナボコフ節、炸裂。ツルゲーネフは、大概の作品は二度は読んだが、「父と子」くらいは、もう一度読むかな。我がドストエフスキーの芸術性が……芸術性のなさが指弾されている! 「罪と罰」での、娼婦ソーニャの存在感のなさは、18で初めて読んだ時にも強く感じた。ドストエフスキーは、殺人は描くけど、娼婦のリアルは描けない。きっと、万が一にもトライしたら、自分の野蛮さが露見するからだろう。

  • aika さん

    厳しく雄大な大地や、抑圧に負けない屈強な精神。ロシア的なものを無意識に求め、それがロシア文学なのだと思っていた私には、「ロシア文学にロシア的なものを求めるな」と檄を飛ばすナボコフの痛烈さには幾度も耳が痛くなりました。革命を機に亡命し、やがてアメリカで母語でない英語で物を書いたナボコフが抉り出す、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキーなどロシアの作家と作品たち。特に上巻最後のドストエフスキーに対する批評は辛辣そのもので、ここまで彼の狂信性を自らの視点で語れる作家はナボコフをおいて他にはいないと感嘆でした。

  • 梟木(きょうぼく) さん

    先に出た『ナボコフの文学講義』の姉妹編だが、原稿が書かれた時期としてはこちらのほうが先。特定の文学作品への偏愛と極度の選り好みによって成立していたヨーロッパ編と比べると取り上げられる作家のリストは安定的で、ツルゲーネフからドストエフスキーまで日本でもお馴染みの作家や作品が揃っている(もっともドストに関してはほぼ一貫して否定的)。主に19世紀におけるロシアの文学状況を概観した冒頭の文章(「ロシアの作家、検閲官、読者」)も興味深く、ナボコフの祖国に対する心の距離の取り方が窺える名評論である。

  • うた さん

    ドストエフスキーが劇作家となるべきだったという点は、我が意を得たりという感じです。カラマーゾフはお祭りみたいな小説でしたし。そして彼の小説の登場人物分類はちょっとした悪意といたずら心があって可笑しい。アンサイクロペディアみたいだ笑。カラマーゾフでの筋の乱れはわざわざツッコむのも野暮という気もしなくもないが、小説である以上いわゆる“劇的”と片付けることもできないのだろう。

  • ラウリスタ〜 さん

    ヨーロッパ文学のほうは、すでに読んだ。これはロシア文学の方。なるほどねえ、だからドストエフスキー嫌いなんだ、ふーん。ドストエフスキーの小説って速記者を使ったっていうくらいに、もの凄い速書き。フロベール的な細部、細部&細部な小説を至高とするナボコフからすれば三流なんだな。逆にいえば、ドストエフスキーは小説の書き手としてはさほど優れていたわけではないのにもかかわらず、あれほどの作品を残したということになるわけだ。ただ、あの「感傷的な」作風を、いわば高校生までの文学だと切って捨てるわけだが。

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