ショスタコ譲り、ロシア・アヴァンギャルドの破壊力!
レニングラード音楽院でショスタコーヴィチに学び、モダニストの道を突き進みアヴァンギャルドな創作を展開したガリーナ・ウストヴォリスカヤ。1949年の三重奏曲ではショスタコーヴィチの影響が如実に見られ、またとても抒情的です。以降、彼女の作風はだんだん冷たく尖ったものになっていき、ピアノ・ソナタ第5番や二重奏曲ではそれぞれ攻撃的なまでの緊張を伴う強烈な部分も出てきます。ただその前衛的な音楽精神は実に洗練された譜面によるもので説得力抜群。その突き詰めた表現からは神聖なオーラすら漂います。(輸入元情報)
【収録情報】
ウストヴォリスカヤ:
● ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための三重奏曲 (1949)
● ピアノ・ソナタ第5番〜10の楽章による (1986)
● ヴァイオリンとピアノの二重奏曲 (1964)
ラインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
ヴェラ・ベス(ヴァイオリン)
ハルメン・デ・ブーア(クラリネット)
録音時期:1991年10月5,6日
録音方式:ステレオ(デジタル)