イニャツィオ・シローネ

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独裁者になるために

イニャツィオ・シローネ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000241212
ISBN 10 : 4000241214
フォーマット
出版社
発行年月
2002年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,281,8p

内容詳細

1939年、アメリカで独裁者たらんと志す政治家が、博学の教授を従えて模索の旅の途上チューリッヒに。海千山千の亡命知識人も加わり、目下の政治状況を睨んで独裁者の条件を巡り抱腹絶倒の激論をする。政治小説。

【著者紹介】
イニャツィオ・シローネ : 1900‐78。イタリア中部、アブルッツォ地方の生まれ。10代半ばから農民運動に投じ、19歳の若さでイタリア社会党青年部の週刊誌「ラヴァングアルディア」編集長に就任。以後、ペンを手にして戦う作家に。国際色豊かなきわめて水準が高い文芸・政治誌の編集・論説にも腕を振るった

斎藤ゆかり : 1959。イタリア文学の翻訳家。イタリア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mejiro さん

    小説のつもりで読んだので微妙だった。そでの紹介文はおもしろそうに見えたんだけど…。3人の人物によるわりと真面目なQ&A。主にヒトラーやムッソリーニを引き合いに出して独裁者になる方法を論じている。1960年代に書かれた本なので少々古く感じた。このテーマを今読むなら他にもっと適した本がありそう。

  • ウラー さん

    p273「誠実な人間にとって、歴史はかならずしも宿命ではないと信じるからです」1930年代のドイツ、イタリア、ソ連などの全体主義についての観察と分析を対話形式で描く。文中でもたびたび示唆されるが、この本で述べられる条件とは、戦間期の独裁国家に共通して見られる特徴に過ぎず、それを満たせば独裁国家が成立するというものではない。ましてや独裁者志望者にとってのToDoリストなどでは全くない。冒頭に掲げた引用文のように、歴史はある条件を満たせば当然に一定の方向へ動くものではないという筆者の持論なのかもしれない。

  • fumi さん

    何の気なしに図書館で借りたけれども、読んでみたら内容が濃い。独裁政治は、どのような状況を背景にして生ずるのか。戦争・貧困の継続に疲弊し、判断力を失い、混乱した状況の収拾をのぞむ人々が支持することにより、まことしやかに平和時であればとんでもないならず者がいかにも合法的に独裁体制を確立してしまう。民主主義といわれている社会においてもいつの間にか独裁者が政権の座に着き、横暴に振舞い始める可能性があるということには心していなければならないのだろう。

  • 人非人 さん

    独裁の定義、条件に付いての本。日本は確実に独裁への条件を満たしてきていると思う。「三酔人」も読まねば

  • Mentyu さん

    タイトルが過激なので思わず…。三人の対話形式で話は書かれており、ファシストだけでなく、スターリンやボルシェビキなども含めて、権力掌握までの手段や政敵の排除などについて書かれている。独裁者の出現しやすい状況など今の日本に通じる所も多く、独裁が遠い世界の話ではないということを認識させられた。

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1900‐78。イタリア中部、アブルッツォ地方の生まれ。10代半ばから農民運動に投じ、19歳の若さでイタリア社会党青年部の週刊誌「ラヴァングアルディア」編集長に就任。以後、ペンを手にして戦う作家に。国際色豊かなきわめて水準が高い文芸・政治誌の編集・論説にも腕を振るった

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