東京ホタル ポプラ文庫

アンソロジー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591145258
ISBN 10 : 4591145255
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
204p;16

内容詳細

学生時代の恋人と二人で歩く夜に、祖父と同居しはじめた春休みに、2021年の皆既月食に、時をつなぐ邂逅に、音信不通だった母親と巡りあった日に―人気作家陣が紡ぐ東京の新たな“原風景”。切なく温かな涙がこぼれる5つの「再会」の物語。

【著者紹介】
中村航 : 1969年岐阜県生まれ。2002年、『リレキショ』で文藝賞を受賞し、デビュー。『夏休み』が芥川賞候補に。『ぐるぐるまわるすべり台』で野間文芸新人賞を受賞

小路幸也 : 1961年北海道生まれ。2002年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』でメフィスト賞を受賞し、翌年にデビュー

穂高明 : 1975年、宮城県生まれ。2007年、『月のうた』で第二回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞

小松エメル : 1984年東京都生まれ。ジャイブ小説大賞初の「大賞」を受賞した『一鬼夜行』で、2010年デビュー

原田マハ : 1962年東京都生まれ。2005年、『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。2012年、『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞を受賞。著書に、直木賞の候補になった『ジヴェルニーの食卓』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    こんなイベントがあったんですね。うーん、青色LEDホタル...イルミネーションだと思えばいいのか。作品はどれもほんわか路線。個人的には、やはりマハさんの作品が好き。この夏、箱根行ったときに、仲居さんに「ホタルが見えるかも」と言われたのに、見られなかった私は、やはり持ってないのか(笑)なんてことを思いながら読了。

  • じいじ さん

    五人の作家が紡いだ「再会」をめぐる物語。穂高明、小路幸也など持ち味のある短篇で愉しめた。わたしの好み一作は、若干の作り過ぎ感はありますが、原田マハの『ながれぼし』です。「あのね。赤ちゃんできたの。」の書き出しで始まる物語に完璧に打ちのめされました。砂糖を入れた紅茶は、普段は飲みませんが、偶にほんのり甘い紅茶が欲しくなります。若い二人の恋と愛、母娘の12年ぶりの再会を描いたマハさんの今作は、甘く切なく、ところどころほろ苦く、そして感動の物語です。

  • たるき( ´ ▽ ` )ノ さん

    『東京ホタル』というイベントがあったなんて、全然知らなかった。実際に見てみたかったな。このイベントを中心にした短編集だが、切ないような、あったかいような、蛍の光のように静かに感動させてくれるお話だった。

  • ゆかーん さん

    青色発光ダイオードが発明され、青い電飾が街を彩りはじめて12年。その美しい色を蛍にたとえ、隅田川に流す原風景は、想像するだけで幻想的です。昔から、「ホタル=死んだ人の魂」というたとえがあるように、短編集の中の多くに、命の灯とホタルとの繋がりが描き出されています。一つだけでは淋しい光でも、数多く飛べば死んだ人の魂を弔う「いのりの星」となり替わる。その輝きが多くの人の願いに繋がって、沢山の奇跡を呼び起こします。蛍のやさしい光に癒された、素敵な一冊となりました。

  • まつこ さん

    「東京ホタル」というイベントの周辺で起こったお話。イベントに行く人もいれば、通りすがる人もいる。作家さん独自で変わってきます。好きを挙げると、まず小路さんは祖父の戦争の話を孫が聞くという下町家族らしいストーリーでした。でもそこに日本人の良さが描かれており、改めて日本人で良かったなと。小松さんは幽霊的なお話に魅了されました。こちらも祖父と孫、そして曽祖父の関係性に痺れる。マハさんは長年離れ離れだった母と娘の最後。そして新たな命の始まり。これでよかったんだと今なら言える。それぞれ感動がありました。

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