アンソニー・フリント

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ジェイコブズ対モーゼス ニューヨーク都市計画をめぐる闘い

アンソニー・フリント

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784306072893
ISBN 10 : 4306072894
フォーマット
出版社
発行年月
2011年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
316

内容詳細

ニューヨークのマスター・ビルダーとして君臨したモーゼスと、住民代表でフリー・ジャーナリストのジェイコブズ。ふたりの30年間にわたるワシントンスクエアパークとその周辺環境保全をめぐる壮絶な闘いを描く。

【著者紹介】
アンソニー・フリント : ミドルバリー大学卒業後、コロンビア大学グラデュエイト・スクール・オブ・ジャーナリズム卒業。ジャーナリストとして25年間、主にボストングローブ社に勤務し、都市計画ならびに開発、建築、都市デザイン、住宅、運輸関係を取材。現在、マサチューセッツ州ケンブリッジのリンカーン土地政策研究所所属

渡邉泰彦 : 慶應義塾大学経済学部卒業、ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA。東京三菱銀行退任後、三菱地所にて丸の内再開発事業に携わる。アーバンランド・インスティチュート(ULI)・ジャパン会長、日本ファシリティマネジメント推進協会副会長などを歴任。現在、慶應大学ビジネススクール顧問、筑波大学大学院システム情報工学科客員教授など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鵐窟庵 さん

    本書は50-60年代のニューヨークの都市計画において絶大な権力と手腕を発揮した都市計画家モーゼスと、急速な開発に対して市民の立場から抗った運動家ジェイコブスの闘争を描いている。今日ではジェイコブスの草の根の都市計画が評価が確固たるものとされて、アメリカのどの市の都市計画課にも彼女の『アメリカ大都市の生と死』は必読書とされている。一方、強権的なモーゼスの手法は長らく批判されるも、近年ではインフラ整備の長期的効果から再評価される。凄まじい2人の闘争は単なる都市計画上の対立を超えた人間の欲望の衝突でもある。

  • Ecriture さん

    原題は_Wrestling with Moses_。明らかにモーゼズが悪役に仕立て上げられている。20世紀、ニューヨーク都市開発に最も影響力を持った悪の都市開発者と、大学を出ていない主婦記者の闘いの歴史。赤ん坊と母親をジェイコブズ側の兵士として描写するなど軍記物語のように読者を惹きつける筋立てになっており、現在ではハーヴェイらの地理学の見地からの都市開発・中産階級化批判も後押しして、大方の読者はジェイコブズの肩を持つだろうが、訳者あとがきにあるようなモーゼス再評価はどのようになされるかを考えたいところ。

  • qoop さん

    50〜60年代NYを舞台に展開した、民主導のコミュニティを活かした都市計画と官主導の大胆なインフラ整備に基づく都市開発との争い。本書は夫々の中心人物に焦点を当て、現在に至る街づくりの基礎を築いたこの争いを読み物として俯瞰して見せる。ジェイコブズの理想が住民のエゴの発露へと堕してしまう危険性も忘れるべきではないし、また訳者の云うように、モーゼスの理念は再評価されるべきだろう。その点で本書は、ドラマティックに善悪を強調しながらも、両者の主張が現代ではどう映るか、どう捉えるべきかをキチンと指摘している。好著。

  • メルセ・ひすい さん

    15 強権的なモーゼズの手法に対する輿論の批判が高まるなか、州知事ロックフェラーによって閑職に追い込まれたモーゼズ。摘発本の追い討ち、ニューヨークのマスター・ビルダーとして君臨したモーゼスと、住民代表でフリー・ジャーナリストのジェイコブズ。ふたりの30年間にわたるワシントンスクエアパークとその周辺環境保全をめぐる壮絶な闘いを描く。

  • ☆ さん

    50年前にニューヨークでこんな壮絶な闘いがあったとは。モーゼスが権力を手にし、次々と橋や道路や公園を作っていく描写や、ジェイコブズが多くの人を巻き込みあらゆる手段で都市を守ろうと尽力する様子が読んでいて心躍った。

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