歌劇『ラファエロ』 全曲　オーベリアン

文句なく美しい容姿と卓越した表現力で､METやヴェローナの『カルメン』の舞台で聴衆を魅了したロシア出身のメゾ・ソプラノ､ドマシェンコをフィーチュアしたアレンスキーの作品集です。
　アントン・ステパノビッチ・アレンスキー（Антон Степанович Аренский, Anton Stepanovich Arensky 1861-1906）は、美しい旋律で知られるロシア国民楽派の作曲家。テノールのアリア「私の心は情熱で震える」などで知られる『ラファエロ』は“ルネサンスの音楽的情景”という副題を持つ１幕のオペラ（1894年初演）で、ロシア語とイタリア語の２ヴァージョンが作られていますが､当ディスクではイタリア語によって歌われています。

　イタリア・ルネッサンスの宮廷画家で、美しい聖母子像によって誰もがその名を知る天才画家ラファエロ。ビビエーナ枢機卿の姪、マリアという許婚がありながら、パン屋の娘、フォルナリーナ（本名：マルゲリータ・ルーティ）と恋仲にあったラファエロは、彼女をモデルにして聖母子像を描き、枢機卿の怒りを買ってしまいます...

アレンスキー
�@歌劇『ラファエロ』 作品37（全曲）
�Aカンタータ『バフチサライの泉』 作品46〜ザーレマのアリア
�B６つの歌曲 作品27（ムナツァカノフ編曲）　

マリーナ・ドマシェンコ（Ms）
タチアーナ・パヴロフスカヤ（S�@）
アレクサンドル・ヴィノグラードフ（T�@）
ヴセフォロード・グリフノフ（Bs�@）
ロシア精霊復活合唱団（�@）
フィルハーモニア・オブ・ロシア
指揮：コンスタンティン・オーベリアン