アルベルト・シュペーア

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ナチス軍需相の証言 シュペーア回想録 下 中公文庫

アルベルト・シュペーア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122068896
ISBN 10 : 4122068894
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
479p;16

内容詳細

いつか私には二人の友しかいなくなるだろう、ブラウン嬢と私の犬だ――一九四四年、激化する空襲、側近たちの離反。ヒトラーは猜疑心を募らせ孤立を深めていく。自死を決意したヒトラーとの最後の別れ、敗戦、そしてニュルンベルク裁判で判決が下るまでを描く。

『第三帝国の神殿にて』を改題。新たに主要人名索引を付す。

〈解説〉田野大輔



(目次より)

第U部(つづき)

 第十九章  第二の実力者
 第二十章  激化する空襲
 第二十一章 一九四三年秋のヒトラー
 第二十二章 離反のはじまり

第V部

 第二十三章 病気そして動揺
 第二十四章 三重の敗戦
 第二十五章 奇跡の兵器
 第二十六章 ヒトラー暗殺未遂事件
 第二十七章 西方からの波
 第二十八章 追いつめられて
 第二十九章 「死刑宣告」
 第三十章  ヒトラーの最後通牒
 第三十一章 「神々のたそがれ」
 第三十二章 第三帝国の崩壊

エピローグ

 第三十三章 捕虜行
 第三十四章 ニュルンベルク
 第三十五章 人類への告白

   あとがき

   訳者あとがき


著者プロフィール
アルベルト・シュペーア (著/文)
一九〇五年にマンハイムに生まれる。ミュンヘン工科大学卒業後の一九三一年、ヒトラーの演説を聞き、国家社会主義ドイツ労働者党に入党。ニュルンベルク建設総監、ベルリン都市計画立案責任者などを歴任。一九四二年に軍需相に任ぜられ、以後、戦争工業の推進者的役割を演じる。一九四六年、ニュルンベルク裁判で禁固刑を宣告され、一九六六年までシュパンダウ刑務所に服役。一九八一年没


品田豊治
一九一三年生まれ。三五年上智大学経済学部卒業、ドイツ・ミュンスター大学に留学。帰国後、上智大学経済学部講師。戦後は吉田内閣国務大臣秘書官、国会図書館館長次室長などを歴任。五八年上智大学名誉教授。九四年没。

【著者紹介】
アルベルト・シュペーア : 1905年にドイツ・マンハイムに生まれる。ミュンヘン工科大学卒業後の31年、ヒトラーの演説を聞き、国家社会主義ドイツ労働者党に入党。ニュルンベルク建設総監、ベルリン都市計画立案責任者などを歴任。42年に軍需相に任ぜられ、以後、戦争工業の推進者的役割を演じる。46年、ニュルンベルク裁判で禁固刑を宣告され、66年までシュパンダウ刑務所に服役。81年没

品田豊治 : 1913年生まれ。35年上智大学経済学部卒業、ドイツ・ミュンスター大学に留学。帰国後、上智大学経済学部講師。戦後は吉田内閣国務大臣秘書官、国会図書館館長次室長などを歴任。83年上智大学名誉教授。94年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 晶 さん

    これだけ長い本を読んでいると作者の思考回路に馴染んでしまい、危なくシュペーアに騙されるところだった。ユダヤ人迫害について直接手を染めていたにもかかわらず、良くなかったのは知らなければいけないことを知ろうとしなかったことだと書いている。恐ろしい人間である。

  • しゅー さん

    ★★★やるなあ、中公文庫。訳者あとがきでシュペーアを持ち上げさせておいて、解説で「シュペーア伝説」を容赦なくぶち壊す。新本格推理の「解決編のあとにくるエピローグでどんでん返し!」みたいな手法だ。しかし訳者が故人とはいえ、思いやりにかける行為ではないか。訳者のかたは同時代の敗戦国の人間としてシンパシーを感じ、好意的な書きぶりをしたのだろう。それがナイーブすぎると思う人もいるだろうけど、後の時代の発見をもとに断じるのはいかがなものか。せめて解説を先に載せ、訳者に対する配慮を述べつつあとがきを残すのが礼儀では?

  • 塩崎ツトム さん

    「善のナチ(笑)」。シュペーアはただ、逃走先が南米ではなくムショの中という逆転の発想で絞首台送りから逃げたというだけのクソ野郎だということがわかった近年の研究。ナチ戦犯の戦後を調べると、日本の「逆コース」とそっくりでため息が出るばかりである。本文中では「ヒムラーは自殺した」と本当にサラッとしか書いていなかったが、奴が死んで、ニュルンベルクの証言台に立たなかったことで一番喜んでるのは間違いなくシュペーアである。「行間を読め」は嘘だが、この手の一次資料は「書かれていないこと」こそ大事なのだ。

  • Mマジパン さん

    ヒトラーの建築家でしかなかったシュペーアは、突如軍需大臣に抜擢され政権の一角を担うことになる。そして、独裁者の絶大な支援があったにしても、ジリ貧の戦時下で信じられないほどの業績を上げた。大戦末期の大規模反攻「バルジの戦い」に膨大な最新鋭戦車を動員できたのはその成果である。ただしすぐ燃料が尽きてしまい悲惨なことに…。本書は、ナチス政権中枢の暗闘や愚行をあからさまに描いた点で秀逸であるが、重化学工業や科学技術の進歩した時代における戦争というものの悲惨さバカらしさについても考えさせられた。

  • ヨシフおじさん さん

    様々な研究により現在はシュペーアの証言に偽りがあることが証明されている。そのような解説が巻末に記されているので、それに目を通したうえで読んでみると面白いかもしれない。

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