ドイツの若きバッハ弾き
シャハイェフ・ノスラーティが弾くアルカン!
1989年ドイツのボーフム生まれのピアニスト、シャハイェフ・ノスラーティは、ライプツィヒの国際バッハ・コンクール2014で第2位を受賞し、2つのバッハ・アルバムをリリースするなど、若きバッハ弾きとして注目を浴びていました。そんなノスラーティが幼いころから魅了されていたという作曲家、シャルル=ヴァランタン・アルカンのアルバムが「C'Avi-music」から登場。
ショパンやリストに匹敵するヴィルトゥオーゾとして活躍し、歴史上で最も偉大なコンポーザー=ピアニストの1人として位置づけられているロマン派のフランス人音楽家アルカン。特にこのアルバムのメインとなる『独奏ピアノのための協奏曲』は「短調による12の練習曲集」の8曲目から10曲目までの3曲で構成されており、第1楽章だけで約30分、全曲でなんと約50分の演奏時間と超絶技巧を要する規格外のスケールを持った作品。題名のとおり、まるでオーケストラをバックにしたピアノ協奏曲のような、華麗で劇的でロマンティックな音楽を1台のピアノだけで表現するアルカンの代表作の1つです。
バッハの音楽の熱心な探求とは別に幼いころからアルカンの作曲様式も学び、マルカンドレ(マルク=アンドレ)・アムランが弾いたアルカンの演奏にも大きなインスピレーションを得たというノスラーティが、豊かで複雑なアルカンの真髄に迫ります。(輸入元情報)
【収録情報】
アルカン:
● エスキス Op.63より(第1曲「幻影」、第2曲「スタッカティッシモ」、第48曲「夢の中で」)
● トッカーティーナ Op.75
● エスキス Op.63より(第31曲「四重奏の出だし」、第43曲「ノットゥルニーノ - 恋に落ちて」)
● 練習曲「野蛮に」
● エスキス Op.63より(第26曲「小エール」、第11曲「ため息」、第12曲「小舟歌」)
● 独奏ピアノのための協奏曲(短調による12の練習曲集 Op.39より第8番〜第10番)
シャハイェフ・ノスラーティ(ピアノ)
録音時期:2018年11月
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)