アガサ・クリスティ

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ナイルに死す ハヤカワ文庫

アガサ・クリスティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151300158
ISBN 10 : 4151300155
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,581p

内容詳細

美貌の資産家リネットと若き夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。突然轟く一発の銃声。サイモンのかつての婚約者が銃を片手に二人をつけまわしていたのだ。嫉妬に狂っての凶行か?…だが事件は意外な展開を見せる。船に乗り合わせたポアロが暴き出す意外きわまる真相とは。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

加島祥造 : 大正12年生、昭和22年早稲田大学英文科卒、英文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 射手座の天使あきちゃん さん

    『勝手にアガサ・クリスティー再発見サマーフェスタ』開催中❕(笑) 当たり♪ 当たりましたよ〜ん♪推理的中で〜す。やっぱりね 怪しげな人ばかりだけどミステリーの王道から行くとそこに落ち着きますよね❕ (^_^)v 遥かいにしえの壮大な遺跡を巡りナイルをさかのぼるクルーズ船で繰り広げられるミステリー、これはDVDも要チェックですぞ❕ (^_^)v

  • Kircheis さん

    ★★★★★ ポアロシリーズの中でもトップクラスの知名度を誇る本作だが、この度初見でした。 かなり登場人物が多く、それぞれにちゃんとスポットが当たるようになっていて、本筋の殺人パート以外もおもしろい。 ミステリを読み慣れたからか、途中で犯人もトリックも動機も分かってしまったが、古き良きミステリーとして十分に楽しめた。 ナイル川の景色をパソコン等で流しつつ読むと、更に雰囲気が出てオススメ!

  • Tanaka9999 さん

    再読、のはず。でも内容に記憶がない。だけど犯人だけは覚えていた。 うーん、この状態、あまり面白く読めなかった。。。

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    徹頭徹尾読み手を飽きさせないリーダビリティの良さ、シンプルでありながらも細やかな登場人物たちの人物描写、無数の伏線と手掛かりが散りばめられたストーリー展開、納得の動機、アッと驚かされる真犯人と結末、愛あるポアロの名推理、どれを取っても素晴らしいとしか形容できない。ポアロの灰色の脳細胞と洞察力が登場人物たちそれぞれの胸に秘められた欲や愛情を見抜き、真相へと収束していく様は緻密で美しく圧巻。手の込んだトリックの作品も確かに面白いのだが、自分が本当に好きなのはこういったミステリなのだと改めて実感できた傑作。

  • ちょろこ さん

    ゆったりから加速するミステリ、の一冊。舞台はナイル河をさかのぼる豪華客船。限られた場所、限られた人物で描かれる物語は文句なしに心を弾ませる。事件が起きるまではただ流れに身を任せゆったりと人間関係、人物像を楽しむ時間。そして一発の銃声から物語は一気に加速する。誰もの秘めた思惑、絡まる感情が物語を複雑に見せ、真相へと導いていく過程、一気に読ませる手腕はお見事。あの時のあの行動、言動、なるほど参りました!ポアロの考古学的な発掘に基づく真実の取り出し方も興味深い。燃え尽きた後を見るような読後感、ちょっとせつない。

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アガサ・クリスティ

イギリスの作家。1890年生まれ。1920年に『スタイルズ荘の怪事件』でデビューして以来、長編と短編集あわせて100冊を超す作品を発表した。巧妙な着想と錯綜したプロット構成に、独創的なトリックの加わった『アクロイド殺害事件』や『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』といった多くの作品が、古典的名作

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