夜のだれかの玩具箱

あさのあつこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163287607
ISBN 10 : 4163287604
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
20cm,227p

内容詳細

父が秘めた生涯一度の恋、消えた女房が見せる奇妙な夢、深山に逃げ込んだ盗賊の顛末など、今昔の境も夢現の境も自在な6つの物語。切ない恋愛から艶めく時代小説まで自在に描く著者の才が冴えわたる1冊。

【著者紹介】
あさのあつこ : 1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師を経て、1991年作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞。児童文学からヤングアダルト、一般小説でもミステリー、SF、時代小説などジャンルを超えて活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    流石はあさのあつこ。『死』がテーマの短編6作。良い!どれもがその世界に引き込まれた私だった。好みは『お花見しましょ』と『蛍女』言葉じゃない、心に直接響くんだ。受け止め方は人それぞれ。それでいい。それがいい。ラストの『もう一度さようなら』が最初の『仕舞い夏の海』と重なっているのも巧いと感じた。しかし、このタイトルはどうなんだろう?

  • ヒロ@いつも心に太陽を! さん

    確かに『夜』の『だれか』の玩具箱だ、とタイトルに納得。『朝のこどもの玩具箱』がきらきらした希望に満ちた本なら、こちらは過去の「何か」を抱えて生きる人の闇の瞬間を切りとった本。救いのある話もあったからほっとしたけど、でなかったら読後感悪いかも(-∨-;)「お花見しましょ」は短編ドラマになるといいな〜好きな話。「仕舞い夏の海」に始まり続編で終わる構成もさすが。「夢女房」を読みながら〈あさの先生はギリシア神話みたいな話から時代物まで書けるのか〉と別のところに感心。早くManzaiも読みきらねば。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    夜は、鍵が、緩む。玩具箱に閉じ込められた語られることのない物語たち。闇の中に仄かに光る白い人魚、銅の花瓶、風に揺れる紅葉、桜の花弁、蛍の乱舞、晩夏の海。独り抱えて歩くには重すぎる記憶。密やかで哀切な狂気と濃密に立ち込める死の気配、葬ろうとした過去。ほんの一瞬、地獄はぱっくりと大きな口を開き日常を呑み込み、後に残るのは埋めようのない虚無と絶望。鍵を掛けたはずの玩具箱から染み出すように漏れてくる黒い物語は囁く。それでも、詰め込まれた闇の奥深くには夜を破る朝日のような希望がひっそり息づいている。

  • ぶんこ さん

    「朝の・・・」の後に読んだので、ブラックさに引き気味で読み終わりました。 他の、あさのさんの作品とは、ちょっと異質な感じがしました。 最後の「もう一度さようなら」が、有る意味ハッピーエンドだったのが救いです。

  • ゆみねこ さん

    6篇の短編から。「仕舞い夏の海」と「もう一度さようなら」はリンクしている。この2作がと「お花見しましょ」が好み。

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あさのあつこ

1954年岡山県生まれ。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1〜6』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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