司馬遼太郎『街道をゆく』用語解説・詳細地図付き 近江散歩

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022513502
ISBN 10 : 4022513500
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
202p;21

内容詳細

「私はどうにも近江が好きである」と、『街道をゆく』シリーズで、すでに足を運んだ滋賀県を再訪した司馬さん。彦根城や姉川の古戦場、安土城趾などをめぐる旅の合間に、安藤広重の浮世絵に描かれたままの、変わらないたたずまいのもぐさ店を見かけ、胸をなでおろします。バブル経済を迎えようとする1980年代初頭の日本で繰り広げられていた乱開発。その魔の手が、琵琶湖の水質汚染を招いていることを目にし、旅の終盤では日本の行く末を憂う言葉が散見されるようになります。全文掲載。中高生から大人まで。

目次 : 近江の人/ 寝物語の里/ 伊吹のもぐさ/ 彦根へ/ 金阿弥/ 御家中/ 浅井長政の記/ 塗料をぬった伊吹山/ 姉川の岸/ 近江衆/ 国友鍛冶/ 安土城址と琵琶湖/ ケケス/ 浜の真砂

【著者紹介】
司馬遼太郎 : 1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、逝去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゲンキ さん

    本書では、司馬遼太郎さんが近江路を旅して行くことで、近江人の気質や戦国武将たち、伊吹もぐさや国友村の鉄砲鍛冶、近江八幡のすだれ等の伝統産業について論じて頂いてます。また旅の終盤では、司馬遼太郎さんが安土城天守閣跡地から西の湖や琵琶湖を眺められ、土木バブルで赤褐色に干拓されてしまって残念だと、琵琶湖の水質汚染、日本の行く末までも危惧されています。私たちも、地元の伝統工芸や良い所が廃れていくことを言い伝えるだけでなく、みんなで出来ることを考え、行動に移していかなければダメだと思いました。

  • kiho さん

    一度だけ訪れた土地…司馬さんの言葉をもってすると、こんなにも発見があるのかと実感⭐

  • yasu7777 さん

    ★★★★☆ 近江は面白い。

  • りょうけん さん

    現在近江在住の我が身。 ふと手にとって読んだけれど実に良い。 司馬遼は文章の切り替え技にキレがあることに革めてきづいた。 スパッと潔く話題を転換させて読者を次の興味へと引きづり込んでいく。いやいや素晴らしい。 この本わPage下の1/4がいちいち解説で占められている。 ちょっとうっとうしいが概ね役立っている。 博識になったような錯覚が訪れる。南無なむ。

  • めぐみこ さん

    用語や地図がこまめに入るのでありがたい。近江人の気質、近江を治めた武将たち、国友の鉄砲鍛冶や伊吹のモグサなど産業について。はたまた執筆当時の琵琶湖の環境問題について。融通無碍に論じていて面白い。すごい知識量だ。信長が安土城から臨んだ景色がもうないのは残念だ。

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人物・団体紹介

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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