『テューダー朝とジャコビアン時代のイギリス音楽』　ワッコーン（２ＣＤ＋英語解説ＣＤ）

シェークスピアやF.ベーコンが活躍した
ジェームズ1世統治下のイギリス音楽集

テューダー朝最後の王エリザベス1世（統治：1558-1603）に続く、ステュアート朝開祖ジェームズ1世の時代（統治：1603-25）は、様々な文化や芸術が花開いた「ジャコビアン時代」と呼ばれました。シェイクスピアの文学や、フランシス・ベーコンの科学が隆盛を極めた時代にイギリスで鳴っていた音楽を、鍵盤の名手ペーター・ワッコーンが、アメリカのワルター＆ベルタ・バール製チェンバロを使って、その大粒な輝かしい音色で壮麗に歌い上げます。ハワード・スコットが当時のイギリス社会と音楽について語った示唆深い英語による解説CDと併せてお楽しみください。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
CD1
・作者不詳：パッサメッツォ・パヴァン
・作者不詳：パッサメッツォ・ガリアード
・ランダール：ジョンソンズ・メドレー
・ランダール：ダウンローズ・ラクリマ
・ランダール：キャン・シー・エクスキューズ？
・バード：ラ・ヴォルタ
・ブル：イン・ノミエ�]�U
・作者不詳：チ・パッサ
・フィリップス：アマリリー・ディ・ジュリオ・ロマーノ
・バード：ザ・サード・ガリアード
・バード：テレジアン・パヴァーヌ／テレジアン・ガリアード
・作者不詳：ヴァリエーション・オン・ザ・ロマンツァ
・作者不詳：マイ・レディ・キャリーズ・ドンペ
CD2
・ギボンズ：パヴァン・イン・G
・ブル：ドクター・ブルズ・マイ・セルフェ
・ギボンズ：パヴァン・イン・A
・ブル：ヴァルティング・ガリアード
・バード：パヴァン・イン・D
・バード：ガリアード・イン・D
・ギボンズ：ジ・イタリアン・グランド
・マンデー：ロビン
・作者不詳：パヴァーナ
・バード：ミセス・キャサリン・テレジアンズ・パヴェン
・ティスデール：ミセス・W・ピーター
・ティスデール：ガリアード
　ペーター・ワッコーン（チェンバロ）

　録音時期：1998年
　録音場所：南ヴァーモント大学
　録音方式：デジタル

CD3（英語による解説CD）
・ザ・ヴァージナリスト：イギリスの現象（ハワード・スコットの解説）

【Musica Omnia】
「Musica Omnia」は、その高い録音技術とプログラミングをもって、リスナーに一流演奏家の最高のパフォーマンスを贈り届けるレーベルです。当レーベルの最大のポリシーは「作曲家と作品に忠実であること」で、最新の研究成果に基づきながら、過去と現在の絶え間ない対話によって進化し続ける「旬の音楽」を提供しています。演奏家陣も、J.S.バッハをはじめ鍵盤音楽の世界的権威として知られるペーター・ワッコーンら巨匠を単に並べるだけでなく、ヴァイオリンのエミリン・ガイら、将来有望な若手の発掘にも積極的で、「演奏家のために演奏家によって発想されるレーベル」であることを常に自負しています。日本初紹介となる当レーベルの第1弾には、溢れんばかりの情熱と創意に満ちた珠玉の名演を精選した23タイトルをお届けします。（ユニバーサルＩＭＳ）