CD

クロッシング、アーク、オリオンとプレアデス 沼尻竜典&東京都交響楽団、他

武満 徹(1930-1996)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9273
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤

商品説明

今年没後10年を迎えた武満徹(1930-96)のオーケストラ作品集。耽美的ともいえる豊穣な色彩に満ちた晩年の作品でなく、音の運動性・時間構造といった戦後前衛音楽のテーマを追求した『クロッシング』『アーク』、そしてメリスマ的な響きへの接近をみせる『オリオンとプレアデス』の3曲を収録、1960年代から80年代中盤にかけての武満の変遷、西洋前衛の呪縛と相剋を堪能できる内容です。

・クロッシング:1970年大阪万博における鉄鋼館での録音演奏のために作曲。2群のオーケストラ、女声合唱、4人の独奏者を要する大規模かつ切りつめられた時間の作品。このCDは、ステージ初演のライヴです。

・弧<アーク>:1963-69年に書かれたピアノとオーケストラのための(「コーダ」はオーケストラのみ)6曲による、武満最大規模の作品。

・オリオンとプレアデス:独奏楽器とオーケストラによる武満<星座シリーズ>のひとつ。作曲者がその繊細な音楽性を高く評価した上村の演奏が光ります。

武満 徹(1930-96):
・クロッシング(1970)
・弧<アーク>第1部(1963-66/76)
・弧<アーク>第2部(1964-66/76)

木村かをり=ピアノ
篠崎史子=ハープ
佐藤紀雄=ギター
菅原淳=ヴィヴラフォン
廻由美子=ピアノ(弧<アーク>)

東京混声合唱団(女声)
本多優之=合唱指揮

東京都交響楽団
沼尻竜典=指揮

録音:2000年10月6日 サントリーホール[ライヴ]

・オリオンとプレアデス(1984)

上村昇=チェロ
東京都交響楽団
小泉和裕=指揮

録音:1997年11月28日 東京オペラシティコンサートホール[ライヴ]

内容詳細

武満徹が亡くなってから2006年で10年。彼の評価は時を経るごとに高くなっている。60、70、80年代の作品はきわめて前衛的ではあるが、響きの透明さは武満特有のもの。この間の芸術的な変遷がよく分かる。「アーク」で聴かせる廻由美子のピアノが先鋭で美しい。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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弧(ARK、特に第一部)は重量感があり、主...

投稿日:2018/05/27 (日)

弧(ARK、特に第一部)は重量感があり、主に1960年代の武満さんの意欲や葛藤などが渦巻くエネルギー溢れた曲だと思います。武満さんには珍しくアレグロっぽいところもあって興味深いです。オリオン&プレアデスは「弦楽のためのレクイエム」を思い起こさせるロマンチックさも出ていて、良い意味で予想外でした。

テリーヌ さん | Hyogo | 不明

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武満徹の初期作品三作を収録したCD。後年の...

投稿日:2007/10/18 (木)

武満徹の初期作品三作を収録したCD。後年の作品よりも、曲に動きがあるので聞き飽きない。録音は秀逸で高音質。指揮者の沼尻竜典の才能ゆえか、フレッシュでスッキリした演奏に仕上がっている。明らかに小沢征爾や岩城宏之よりも次世代のタケミツだろう。彼らよりも沼尻竜典の方に才能を感じる。新たな決定版になりそうな予感がする。

KIEFER さん | 不明

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