鎌倉殿と13人の合議制 河出新書

本郷和人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309631417
ISBN 10 : 430963141X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
198p;18

内容詳細

源頼朝が急死した後、武家の棟梁の座を継いだ頼家。その代に導入された「13人の合議制」とはいったい何だったのか。関東の秩序と地理、文官の役割、頼朝をめぐる女性たち、朝廷との距離感、北条氏の思惑…頼朝以前にさかのぼって鎌倉幕府の本質を明らかにしながら、武士政権というそれまでにない権力体、新しい世の始まりをリアルに描き出す。

目次 : 序章 鎌倉幕府とは何か/ 第1章 「13人の合議制」とは何かを考えるために/ 第2章 頼朝以前/ 第3章 鎌倉幕府の成立/ 第4章 「13人の合議制」の真実/ 第5章 そして内乱へ

【著者紹介】
本郷和人 : 1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。博士(文学)。専攻は日本中世政治史、古文書学。『大日本史料』第5編の編纂にあたる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とん大西 さん

    鎌倉幕府といえば源頼朝、北条氏。子供時代のつまみ食い暗記の影響もあって、その権力構造は当初から万全だったかのように思いがちですが…。なんのなんの、政権運営は疑心暗鬼の綱渡り。帯でも「頼朝とその仲間たち」とドライに言い切る本郷先生。相変わらず小気味良いです。大河もそうですが、黎明期では後の執権北条もその他大勢のうちの1人。どこぞの馬の骨に毛が生えた程度だったかも。大河で和気藹々の面々によるバトル・ロワイアルがもうすぐ始まるのねえ…と本書を読んであらためて思います。とくに時政パパがどう変貌していくか(^∧^)

  • だまし売りNo さん

    足立遠元を反北条に分類する理由は弱い。「北条氏の力が強くなると存在感がなくなっていく」とする(本郷和人『鎌倉殿と13人の合議制』河出新書、2022年、164頁)。武蔵国の有力御家人の畠山重忠が冤罪で滅ぼされたことが影響しているだろう。足立氏は名前の通り武蔵国足立郡の御家人である。足立郡の中でも埼玉県さいたま市桜区は畠山重忠の領地であった。重忠は足立遠元の婿となり、その関係で足立郡に領地を持ったのだろう。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第36回「武士の鑑」では畠山重忠の乱と足立遠元の引退が同時並行で進む。

  • またべえ さん

    当時の一般市民の皆さんは、果たして、「鎌倉に幕府が立ち上がった」と思っていたのだろうか。そんなに大層な組織ではないような気がします。大河ドラマが面白くなりました。

  • kuukazoo さん

    武力(=暴力)を持つ者がこれまでの伝統秩序をひっくり返して世の中を変える、という歴史の見立ては、確かに雑ではある。頼朝が武力行使ではなく一生懸命朝廷と交渉して自らの関東の権力体を認めさせてきたことや、それを維持するために初期から文官を重用してきたこと、北条氏も文官を味方につけたから権力をとることができた、というのは興味深かった。

  • m さん

    大河の予習復習に。朝廷や文官を大事にする頼朝。その土地土地でやりたいようにする関東武士。鎌倉殿(頼家)がいなくなったので13人は解体、潰し合いとなる。畠山重忠は13人に入っていないんだよなぁ。

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本郷和人

東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史

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