女王国の城 上 創元推理文庫

有栖川有栖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488414054
ISBN 10 : 4488414052
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
435p;15

内容詳細

ちょっと遠出するかもしれん。そう言ってキャンパスに姿を見せなくなった、われら英都大学推理小説研究会の部長、江神さん。向かった先は“女王”が統べる聖地らしい。場所が場所だけに心配が募る。週刊誌の記事で下調べをし、借りた車で駆けつける―奇しくも半年前と同じ図式で、僕たちは神倉に“入国”を果たした。部長はここにいるのだろうか、いるとしたらどんな理由で―。

【著者紹介】
有栖川有栖 : 1959年4月26日、大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。89年1月「月光ゲーム」でデビュー。2003年「マレー鉄道の謎」で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。本格ミステリ作家クラブ初代会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    300頁辺りから、テンポも良くなり俄然面白くなってきた。しかし、文庫になって上下巻に分冊されると、殺人事件発生までの長さが余計に際立つ。『双頭の〜』も殺人が起こるまでが長い方だが、あちらはソレに至るまでの不穏な空気の膨張というか、高まるサスペンスがある程度描かれているが、こちらはそこが若干弱い。新書で初読の時は、超待望の学生アリスシリーズ新作という事もあって、EMCメンバーとの再会を楽しみながら、気になるどころか「まだこんなに続きがある!」と思って読めたが、二回目でシリーズ通読すると、やはり気になる。

  • nobby さん

    学生アリス4作目。前作のマリアに続き、今回は「ちょっと遠出をするかも…」と姿を消した江神部長を追うとは(笑)向かった行き先は新興宗教団体〈人類協会〉の聖地、通称“女王国の城”。その「異星からの来訪者のUFO再訪を待つ」という教義は、個人的にはまさにピンポイント!分別のある江神だから故に案外早めに合流するも、その行動の真意は謎めいたまま。そんな中で起きた殺人を、あと2日の期限を切ってひた隠す様が怪しいが、囚われの身状態となったアリス達の様子も何とも緩い。11年前のもう一つの殺人も気になりながら早速下巻へ🎶

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    学生アリス第四作目。勿体なくて長らく積んでいた今作…とうとう読んでしまったけれど、EMCメンバーにまた会えた嬉しさが大きい。私の中では知的なイケメン眼鏡のイメージのモチさんが超お気に入りなので出番の多さに喜んだ(笑)メンバーのテンポの良い掛け合い、馴染み深い関西弁に和む最高のシリーズ。合間に挿入されるマリア視点がスパイシーで、有栖川さんの興味の幅広さを感じさせてくれる楽しいプチ蘊蓄も盛り沢山。宇宙の知的生命体との交信を信じる新興宗教、教団内で起こった殺人と11年前の未解決殺人事件、謎だらけのまま下巻へ。

  • gonta19 さん

    2011/1/29 Amazonより届く。 2019/6/15〜6/24 第8回本格ミステリ大賞受賞作。2年ぶりの有栖川作品。 宇宙人とのコンタクトを売りにする新興宗教の聖地の本部内で起こる殺人事件。学生アリス、江上等が真相解明に乗り出すが、教団側はあくまで自分達での解決を図る。受賞にふさわしい舞台設定。下巻へ。

  • ちょろこ さん

    遠出しちゃった江神さん、の一冊。今作は大学に姿を見せない江神さんを心配したEMCメンバーが、宗教団体「人類協会」の聖地へ江神さん救出に向かうスタート。上巻だけで ものすごく濃さを感じる。城と呼ばれる総本部までたどりつく過程はもちろん、どんな情景も味わい尽くせる面白さでぐいぐい読める。そしてやっと城に入国したかと思いきやお決まりの殺人事件。そしてお決まりの脱出不能状態。なぜ、協会は「二日間」にこだわるのか…数々の謎とワクワクドキドキを携えて下巻へ。

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人物・団体紹介

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有栖川有栖

1959年大阪府生まれ。’89年、『月光ゲーム』でデビュー。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。’08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。’17年『幻坂』で第5回大阪ほんま本大賞受賞。’18年「火村英生」シリーズで第3回吉川英治文庫賞受賞。’22年、第26回

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