完本 小林一茶 中公文庫

井上ひさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122068476
ISBN 10 : 4122068479
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

忽然と消失した大金四百八十両をめぐる推理劇は、思いがけない趣向のどんでん返しを迎え…。何重にも施された仕掛けによって、おかしく哀しく敬虔に俳人一茶の半生を描き出す傑作戯曲。エッセイや著者選「一茶百句」、金子兜太との対談を増補した決定版。第十四回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。第三十一回読売文学賞(戯曲部門)受賞。

目次 : 一茶をめぐって(一茶との一夜/ キク月水/ 一茶百句―井上ひさし選/ 一茶・息吐くように俳諧した人(金子兜太×井上ひさし)/ 小林一茶にみる言葉といのち(金子兜太×井上ひさし))/ 小林一茶(作者の前口上/ 小林一茶/ 後口上)

【著者紹介】
井上ひさし : 1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数。2010年4月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • moonanddai さん

    自分でもしつこいと思いつつ、また小林一茶。しつこいと言えば、一茶もそのしつこさ、遺産相続なりなんなりで、嫌いな人も多いとか…、この本で知りました。なるほど、この劇の主題の一つは、江戸でも東京でもいいのですが都会のいやらしさもある。そこで筆一本というか口一つで、業俳(営業俳諧師)をやっていくには、しつこさ、いやらしさ、清濁というか濁濁併せ呑むみたいなところが必要なのでしょうね。にしても表紙のこの顔。一茶ってこんなだったでしょうかね、薮原検校を想像してしまう…W。

  • Takao さん

    2020年3月25日発行(初版)。戯曲「小林一茶」は『海』1979年11月号に発表、単行本は1980年2月、中央公論社刊。1990年の文庫版に関連作品を増補。遅まきながら、金子兜太『小林一茶』で本書を知り求めた。戯曲だけでなく、増補された金子兜太との対談等も面白く読んだ。井上ひさしの戯曲には『組曲虐殺』で出会い、その後多くの作品群を読んだが、本作は初めて。金員盗難事件も金子著で知ったが、この事件を切り口に劇中劇等多彩な仕掛けが組込まれている。こまつ座の舞台を観たのは一度きりだが、本作も是非観て見たい作品。

  • トロロ さん

    氏の小説は、どれも奇想天外でおもしろいが、戯曲となると、舞台で観るといいのかもしれないが、読み物としてはつまらない。ト書きを読むのは、辛いものです。

  • りえぞう さん

    ◎。だが、やっぱり舞台でないと味わえない興奮やセリフ回しのタイミングがあるしなあ。こまつ座見に行きたい❗️

  • しそゆかりうめこ さん

    やっぱりわたしにとっては教科書の中の人だなあと思うけど本編の前のいろいろですこしだけ距離が縮まった。井上ひさしさんは面白いなあ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

井上ひさし

1934(昭和9)年11月16日‐2010(平成22)年4月9日、享年75。山形県出身。1972年『手鎖心中』で第67回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

井上ひさしに関連するトピックス

  • 二宮和也出演の映画を観る前に読みたい本 山田洋二監督の映画「母と暮せば」は、井上ひさし作の戯曲『父と暮せば』と対になる作品。娘を思い全力を尽くす父親の姿を描... HMV&BOOKS online|2015年10月10日 (土) 16:14
    二宮和也出演の映画を観る前に読みたい本

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品