アルフォンゾ・モセスティ 1953〜1959未発表録音集

イタリアの名匠アルフォンゾ・モセスティ
2つの知られざるヴァイオリン協奏曲を弾く

1924年生まれ、イタリア、トリエステ出身のヴァイオリニスト、アルフォンゾ・モセスティ。ローマ、ナポリ、トリノのRAI交響楽団で1954年から1999年まで活動しました。チェリビダッケとも親交が厚かったといいます。
　そのモセスティが1950年代に演奏した知られざるヴァイオリン協奏曲2つ。無名の作品ですが、ドイツ後期ロマン派風、そしてイタリア近代の作品のよう。レオン・シニガーリャ[1868-1944]はトリノ生まれのイタリアのユダヤ人作曲家で、ウィーンでブラームス、ゴルトマルク、マーラーに出会いドヴォルザークと親交を結んだといいます。アントニオ・イレルスベルク[(1868-1944]はほとんど知られていませんがイタリアの教育者、作曲家。マルトゥッチに師事し、レスピーギとは学友で、ダラピッコラが生徒、ということでイタリア近代の一時代を築いた人物です。（輸入元情報）

【収録情報】
1. シニガーリャ：ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.20 (1899)
2. イレルスベルク：ヴァイオリン協奏曲ト長調 (1906/11)

　アルフォンゾ・モセスティ（ヴァイオリン）
　フェルッチョ・スカリア指揮、ローマRAI交響楽団（1）
　オッタヴィオ・ジーノ指揮、トリエステ・フィル（2）

　録音：1959年11月7日ライヴ（1）　1953年トリエステ、放送スタジオ録音（2）